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2021年5月14日 (金)
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特別研究員プログラムは、患者安全に携わる将来のリーダーを確保するための教育とネットワーキングの機会を提供

米カリフォルニア州アーバイン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 2030年までに世界で予防可能な患者の被害と死亡をゼロにすることに傾倒している世界的な非営利団体である患者安全運動財団(PSMF)は、第一回患者安全運動財団医療安全特別研究員プログラムに5人を選出しました。この1年間の非常勤研究員プログラムは、将来の医療リーダー向けの教育や継続的な能力開発の機会を提供することに狙いがあり、これらの傑出した人材が将来にわたって患者の安全性向上に貢献する地域および世界のリーダーの立場に立てるようにするものです。


患者安全運動財団の最高経営責任者(CEO)を務めるデビッド・B・メイヤー(MD)は、次のように述べています。「私たちは、特別研究員プログラムを発足させ、患者の安全に携わる将来のリーダーを団結させて、こうしたリーダーを確保するための機会を提供できることに感激しています。これらの方々は既に医療向上への傾倒ぶりを実践で証明済みです。私たちは、それぞれの活動をさらに発展させ、2030年までに予防可能な患者死亡を根絶するという当財団の目標達成に全体として貢献できるよう、個別化教育計画の策定に協力していきたいと思います。」

5人の特別研究員は、PSMFの指導の下、自身の経歴や目標、それぞれの地域特有の健康上のニーズに合わせた実行可能な計画を立案します。さらに、患者安全・質の分野における指導者の国際的ネットワークとの交流や連携、世界各地の病院や医療機関での臨床コーチング活動の促進や指導を行う機会が得られます。

今年の参加者グループは、下記の通りです。

  • ルイス・ラモン・トーレス・トリハ・アルグエジェス氏(MD、MBA)
    ルイス・トーレス・トリハ・アルグエジェス医師は、メキシコのモンテレイ工科大学出身で、臨床ケアの質を専門としています。現在、メキシコシティのエスパニョール病院でクオリティー&患者安全コーディネーターとして、臨床ケアと患者安全プロセスの管理、設計、評価、改善、革新を担当しており、継続的な改善とより良いコミュニケーションに向けた方法論を取り入れています。医師の努力により、患者安全運動財団の実施可能な患者安全ソリューションをすべて導入して実施した結果、エスパニョール病院は5つ星の評価を獲得しました。
  • キャロル・ガン氏(MD)
    キャロル・ガン医師は、カリフォルニア大学デービス校のメディカルスクールで学び、オレゴン州ポートランドで内科の研修を終えた後、コロラド大学でさらに1年間にわたり産業・環境医学の研修を受けました。ガン医師は2007年に産業医とし独立し、開業しました。ガン医師は、健康、ウェルネス、患者安全など、システムソリューションに取り組む個人や団体との協力に勤しんでいます。
  • サマル・ハッサン氏(PH、MSQ、CPHQ、FISQua)
    サマル・ハッサン氏は、医療品質管理の修士号を持ち、登録薬剤師であり、全米医療品質協会(NAHQ)の認定医療品質専門家の資格を持っています。ハッサン氏はまた、2018年からヨルダンの医療認定評議会(HCAC)と同地域の品質改善・患者安全機関に勤務し、医療・社会福祉機関における品質と患者安全に関する基準の設計、導入・実施、評価に携わってきました。また、HCACの権利擁護・啓発プログラムに参加し、その支援に当たっています。このプログラムは、専門家や一般市民、意思決定者をとりまとめて、これらが品質向上の手法を採用・実施できるようにするためのものです。
  • エリザベス・ナムガヤ・イガガ氏(MD)
    エリザベス・ナムガヤ・イガガ医師は、ウガンダのカンパラにあるマケレレ大学メディカルスクールで学び、麻酔学と救命救急診療の修士号も取得しました。現在は、ウガンダ心臓研究所で臨床診療を行っています。イガガ医師が患者の安全に関心を持ったきっかけは、研修期間中にニアミスや悲惨な結果を招いた経験を直接何度もしたことでした。それ以来、ウガンダの周術期診療における安全文化の醸成と発展に情熱を注いできました。
  • エビカパエ・オコエン氏(MD、MBBS、MBA、MHPM、FISQua)
    エビカパエ・オコエン医師は、ナイジェリア保健省(イエナゴア)に勤務しており、「100万人の命を救うための成果連動型プログラム融資制度」(SOML PforR)の副理事と州プログラムマネジャーを務めています。成果重視の本プログラムは世界銀行が出資するもので、サービスの量と質を向上させるべく、母子の健康と栄養を支援しています。オコエン医師は、ナイジェリア医師会、ナイジェリア医療品質協会(SQHN)など複数の職能団体の会員であり、認定SQHN医療施設調査員の資格を持ち、国際医療の質学会(ISQua)から外部評価調査の基礎に関する専門家の認定を受けています。そのほか、医療サービス研究に関する論文を発表しています。

患者安全運動財団の医療安全特別研究員制度の詳細については、https://patient.sm/PR-Fellowshipをご覧ください。

患者安全運動財団について:米国の病院では毎年20万人以上が、世界では300万人以上が、安全でないケアにより無用な死を遂げています。患者安全運動財団(PSMF)は、世界中で予防可能な患者の被害と死亡を根絶することを使命とする国際的非営利団体です。PSMFは、この大義を支える患者、患者擁護団体、医療提供者、医療技術企業、政府、雇用主、民間保険組織を結束させています。当財団の「実施可能な患者安全ソリューション」や、業界の「オープンデータ誓約」、そして世界患者安全・科学・技術サミットまでを駆使して、PSMFは予防可能な患者の被害と死亡をゼロにするまで奮闘し続けます。詳細についてはpatientsafetymovement.orgをご覧いただき、リンクトインツイッターインスタグラムフェイスブックでPSMFをフォローしてください。

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