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2021年10月14日 (木)
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 ニチグルカンの投与により、IL-6、D-ダイマーが長期にわたり良好に制御され、臨床的に有益な免疫調整が行われる

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- パイロット試験において、2種類の「ニチグルカン」を摂取することにより、COVID-19の主な合併症であるサイトカインストームと血液凝固障害のバイオマーカー(IL-6、D-ダイマー)が制御されることが報告されました。Biomedicine and Pharmacotherapy(https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0753332221010271)に掲載された論文によると、好中球とリンパ球の比率(NLR)、リンパ球とc反応性タンパク質の比率(LCR)、白血球とc反応性タンパク質の比率(LeCR)などの免疫パラメーターは、CD4およびCD8のレベルとともに、ニチグルカンを摂取した人のほうが摂取しなかった人よりも有利でした。



SARS-COV-2ウイルスによるCovid-19感染症ではいくつかの合併症が引き起こされますが、過剰反応した免疫系によってサイトカインストームを発症した患者には、免疫を調整するという対処が必要です。この論文の筆頭著者であるRaghavan医師によると、黒酵母アウレオバシジウム・プルランスのAFO-202株が産生する「ニチグルカン」は免疫系を強化し、同N-163株が産生する「ニチグルカンREFIX」は免疫を効率的に調整すると説明しています。Raghavan医師は「2種類のニチグルカンを組み合わせることで、このような有望な結果が得られた。今回の解釈は、先に行われた2つの試験―非臨床試験及び健康なボランティアを対象とした臨床試験―にも基づいたものだ。」と付け加えています(https://doi.org/10.1101/2021.08.05.21261640)。

NLRLCRLeCRのパラメーターは、Covid-19の重症度を評価する上で重要な基準となっています。今回の報告では、非臨床試験及び健康なボランティアを対象とした臨床試験においても、これらの基準がニチグルカンの摂取により有利になることを証明しました。(https://www.researchsquare.com/article/rs-771315/v1)。安全性において20年以上の実績を持つニチグルカンは、免疫系をバランスよく処理することが証明されており、β-グルカンが脳のミクログリアに作用する可能性もあることから(Journal of the neurological sciences; https://www.jns-journal.com/article/S0022-510X(21)00248-3/fulltext)、ロング・コビット(新型コロナ後遺症)にも有効である可能性があると結論付けています。

1980年代、藤井昇教授が自然の贈り物であるこの極限環境耐性菌の研究を始めました。研究開発チームは、動物界と植物界の間の生命の樹に位置するこのプレバイオティクス製品が、腸内微生物叢と共生して、ヒトの健康に有益な効果を与えるしくみを解明したいと考えています。

ニチグルカンの海外独占販売権を持つジーエヌコーポレーションは、この黒酵母菌が秘める可能性を引き出すために、より大規模な研究の実施を計画しています。

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