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2021年10月26日 (火)
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  • 新しい後ろ向き分析により、RBX2660は、これまで臨床試験から除外されていた合併症を持つ患者を含め、実際のクロストリディオイデス・ディフィシル(C. difficile、CDI)患者の集団において、有効性と安全性の成果を実証。
  • 今回の分析により、RBX2660の有効性と安全性に関する一貫した証拠が、前向き分析および後ろ向き分析、多様な患者集団で拡大。

米ニュージャージー州パーシッパニー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- フェリング・ファーマシューティカルズとフェリング子会社のリバイオティクスは本日、米国消化器病学会2021年度総会において、2つの重要な後ろ向き分析の結果を発表しました。1つの目の分析では、CDI患者で一般的に見られる併存疾患を持つ広範なCDI患者のコホートにおける治験薬RBX2660の安全性と有効性を評価し、質が高く、新規性と独自性があって、興味深い研究を表彰する会長ポスター賞を受賞しました。



本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください:https://www.businesswire.com/news/home/20211025005099/en/

前向き臨床試験の適格基準はCDIと診断された患者のみを含むように狭く規定される場合が多いものの、今回の分析により、研究者らは実際の環境をより反映した患者集団においてRBX2660の影響を評価することができました。本分析では、米国食品医薬品局(FDA)の自由裁量方針に基づき、再発性CDI(rCDI)患者によく見られる併存疾患を有する94人の患者をRBX2660で治療しました。分析から、治療成功率は82.8%であることが示され、1回投与(83.3%)と2回投与(82.5%)の間に観察可能な差はありませんでした。治療成功は、RBX2660投与後8週目でCDIが再発していないことと定義されました。1回目の投与で治療が奏功した試験参加者のうち、88.7%が6カ月後まで臨床反応が持続しました。この実臨床分析における安全性の成績は前向き試験と同等であり、ほとんどのTEAE(治療下で発現した有害事象)の重症度は軽度から中等度でした1

イェール大学メディカルスクールのPaul Feuerstadt医師(MD、FACG、AGAF)は、次のように述べています。「今回の後ろ向き試験の結果は、RBX2660に関して極めて重要な追加情報を提供するものであり、十分に管理された前向き臨床試験で観察されたデータが実臨床でも再現可能であるという考え方を支持するものです。今回の試験において、RBX2660は幅広い適格基準を用いても、第2相試験および第3相試験のより狭く限定的に組み入れた場合と同様の成績を示しました。この後ろ向き試験に参加した患者さんは種々の併存疾患を抱えており、クロストリディオイデス・ディフィシル感染の患者集団をより代表しており、再発という衰弱性サイクルに陥りやすい状態のままにある患者さんです。」

この患者集団における併存疾患には、胃食道逆流症(47.9%)、過敏性腸症候群(17%)、胃炎(11.7%)、便秘(8.5%)、顕微鏡的大腸炎(7.4%)、憩室炎(6.4%)、クローン病(5.3%)、潰瘍性大腸炎(4.3%)が含まれます1

2つ目のアブストラクトでは、IBDを併発している場合と併発していない場合において、少なくとも1回のCDIエピソードを経験した65歳以上の患者を対象に、転帰率と医療資源利用率を実臨床で比較しました。この分析は、2009年から2017年の間に分析されたメディケアのデータに基づいており、IBDと診断された3万6059人を含め、計49万7489人のCDI患者を対象としました。全体として、CDI患者の死亡率は、クローン病(CD)(42.9%対CD 34.7%、p<0.0001)、潰瘍性大腸炎(UC)(42.9%対CD 40.0%、p<0.0001)などのIBDを併発していない患者で高くなっていました。IBD患者では、原発性CDI(CD 37.6%、UC 44.6%)が再発性CDI(CD 28.7%、UC 31.1%、p<0.001)と比べて死亡率が高くなりました2

試験対象となったすべてのグループで入院率が86%~99%(p<0.0001)と高かったものの、CDIとIBDを併発した患者では、入院期間が長く、30日以内の再入院率が高いなど、より多くの医療資源を使用していました。また、死亡した患者のうち、CDIとUCを併発した患者は、CDの患者と比べて月々の医療費が有意に高くなっていました。研究者らは、IBDを併発したCDI患者は、そのリスクが高いことから、より迅速に発見され、両症状を安定させるためにより多くの資源を必要とする可能性が高いため、これが死亡率の低さと医療費の高さを説明できるかもしれないと指摘しています2

腸内微生物叢とクロストリディオイデス・ディフィシル感染症について

クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)は潜在的な致死力を持つ重篤疾患であり、世界中の患者に影響を及ぼしています。クロストリディオイデス・ディフィシルは、重症の下痢、発熱、腹部の圧痛ないし疼痛、食欲減退、悪心、大腸炎(大腸の炎症)などの衰弱性の症状をもたらす細菌です3。CDIは、米国疾病対策予防センター(CDC)が緊急かつ即時の対応が必要な公衆衛生上の脅威であると宣言し、米国だけで毎年推定50万人の罹患者と何万人という死亡者を出しています3,4,5。 

クロストリディオイデス・ディフィシル感染症は、再発の悪循環の開始点となる場合が多く、患者と医療システムに大きな負担をかけています6,7。CDI症例の最大35%は最初の診断後に再発し8,9、再発を経験した患者はさらなる感染リスクが大幅に高くなります10,12,12,13。初回の再発後、最大60%の患者が再発を繰り返す可能性が推定されています14

再発性クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(rCDI)は腸内微生物叢の混乱、すなわち「ディスバイオシス」と関連しています。腸内微生物叢は非常に多様な微生物コミュニティーであり、ヒトの健康で必須の役割を果たしています。腸内微生物叢の構成もしくは多様性またはその両方が混乱した場合、CDIなどの重篤疾患のリスクが伴う可能性があることを示す証拠が増えています。rCDIに対する現在の標準治療は抗生物質による治療ですが、根底にあるディスバイオシスに対処するものでなく、従って腸内微生物叢を修復するものではありません14。抗生物質の使用は腸内微生物叢の生態系を混乱させ、rCDIの主要なリスク因子となっています8,9,15

腸内微生物叢の修復は、再発性クロストリディオイデス・ディフィシル感染症に対する有望な治療選択肢としてますます受け入れられるようになっています16

RBX2660について

RBX2660は微生物叢をベースとするファーストインクラスのライブバイオ医薬品候補であり、さまざまな微生物から成る微生物コンソーシアムを腸管に届け、再発性クロストリディオイデス・ディフィシル感染症を低減するための研究が行われています。RBX2660は、米国食品医薬品局(FDA)よりファストトラック、希少疾病用医薬品、画期的治療薬の各指定を受けています。1000人以上が6件の管理下臨床試験に参加して10年近くにわたる研究が行われ、充実した臨床データおよび微生物叢関連データが収集されてきましたが、ピボタル第3相プログラムはこれらの臨床試験を基礎としています。

フェリング・ファーマシューティカルズについて

フェリング・ファーマシューティカルズは、研究主導型の特殊バイオ医薬品企業グループとして、世界中の人々が健康な家庭を築き、より良い生活を送っていただけるよう貢献することに傾倒しています。スイスのサンプレに本社を置くフェリングは、不妊症と産婦人科、消化器科と泌尿器科の専門分野におけるリーダー企業です。フェリングは、50年以上にわたり母子向けの治療薬開発を手掛け、受胎から出産までに対応する治療薬ポートフォリオを有しています。1950年設立の非上場企業であるフェリングは現在、世界各国で約6,500人の従業員を擁しており、60カ国近くで事業子会社を所有し、110カ国で製品を販売しています。米国サンディエゴを拠点とするフェリング・リサーチ・インスティチュート(FRI)は、フェリング・ファーマシューティカルズの研究・アイデア創出の原動力となる国際創薬・外部革新部門の一部です。FRIはフェリングの研究開発部門の不可欠な部分であり、早期段階の創薬・開発活動に傾注しています。詳細についてはwww.ferring.comをご覧いただくか、ツイッターフェイスブックインスタグラムリンクトインユーチューブで当社の情報をご覧ください。

フェリングは、再発性クロストリディオイデス・ディフィシル感染症の脅威をはじめとして、微生物叢とヒトの健康との間の極めて重要なつながりの追究に傾倒しています。2018年のリバイオティクス買収と他の数件の提携により、フェリングは微生物叢研究の世界的リーダーとなっており、微生物叢をベースの新規治療薬を開発することで、未充足の重要ニーズに対応し、人々がより良い生活を送れるよう貢献しています。。当社のツイッターおよびリンクトインにおける微生物叢治療薬開発専門チャンネルをご覧ください。

リバイオティクスについて

フェリング子会社のリバイオティクスは、臨床微生物叢を手掛ける後期段階企業として、ヒト微生物叢の能力を利用し、困難な疾患の治療に革命をもたらすことに傾倒しています。リバイオティクスは、微生物叢をベースとする当社の先駆的なMRT™創薬プラットフォームを基盤とする治験薬製品の多様なパイプラインを擁しています。本プラットフォームは、生きた微生物から成る広範な微生物コンソーシアムを患者の腸管に届けることでヒト微生物叢を回復させる潜在力を持つようにデザインした治験薬技術で構成されています。リバイオティクスと、さまざまな病態を治療するためにヒト微生物叢に働きかける治療薬の当社パイプラインの詳細については、www.rebiotix.comをご覧いただくか、ツイッターフェイスブックリンクトインユーチューブで当社の情報をご覧ください。

ACGについて

米国消化器病学会(ACG)は、消化器疾患(GI)の専門家や公衆に消化器疾患に関する教育をけん引する組織として知られています。ACGの使命は、科学的探究・教育・予防・治療の分野における卓越性・革新性・唱道の活動を通じて、消化器疾患を抱える患者に対する世界レベルのケアを推進することです。ACGの詳細については、www.gi.orgをご覧ください。

References:

  1. Feuerstadt, P, Harvey, A, Bancke, L. RBX2660, an Investigational Live Microbiota-Based Biotherapeutic, Improves Outcomes of Clostridioides difficile Infection in a Real-World Population: A Retrospective Study of Use Under Enforcement Discretion. Presented at ACG 2021 Annual Scientific Meeting & Postgraduate Course. October 22-27, 2021. Poster #P2217.
  2. Feuerstadt, P, Dahdal, D., Wong, A., et al. A Real-World Comparison of Mortality, Healthcare Resource Utilization, and Cost Among Medicare Beneficiaries with Clostridioides difficile Infection (CDI) With and Without Inflammatory Bowel Disease (IBD). Presented at ACG 2021 Annual Scientific Meeting & Postgraduate Course. October 22-27, 2021. Poster #2611.
  3. Centers for Disease Control and Prevention. What Is C. Diff? 17 Dec. 2018. Available at: https://www.cdc.gov/cdiff/what-is.html. (米国疾病対策予防センター、「最大の脅威とデータ」)
  4. Centers for Disease Control and Prevention. Biggest Threats and Data, 14 Nov. 2019. Available at: https://www.cdc.gov/drugresistance/biggest-threats.html(米国疾病対策予防センター、「最大の脅威とデータ」)
  5. Fitzpatrick F, Barbut F. Breaking the cycle of recurrent Clostridium difficile. Clin Microbiol Infect. 2012;18(suppl 6):2-4.
  6. Centers for Disease Control and Prevention. 24 June 2020. Available at: https://www.cdc.gov/drugresistance/pdf/threats-report/clostridioides-difficile-508.pdf. (米国疾病対策予防センター)
  7. Feuerstadt P, et al. J Med Econ. 2020;23(6):603-609.
  8. Lessa FC, Mu Y, Bamberg WM, et al. Burden of Clostridium difficile infection in the United States. N Engl J Med. 2015;372(9):825-834.
  9. Cornely OA, et al. Treatment of First Recurrence of Clostridium difficile Infection: Fidaxomicin Versus Vancomycin. Clinical Infectious Diseases. 2012;55(S2):S154–61.
  10. Riddle DJ, Dubberke ER. Clostridium difficile infection in the intensive care unit. Infect Dis Clin North Am. 2009;23(3):727-743.
  11. Nelson WW, et al. Health care resource utilization and costs of recurrent Clostridioides difficile infection in the elderly: a real-world claims. J Manag Care Spec Pharm. Published online March 11, 2021.
  12. Kelly, CP. Can we identify patients at high risk of recurrent Clostridium difficile infection? Clin Microbiol Infect. 2012; 18 (Suppl. 6): 21–27.
  13. Smits WK, et al. Clostridium difficile infection. Nat Rev Dis Primers. 2016;2:16020. doi: 10.1038/nrdp.2016.20.
  14. Leong C, Zelenitsky S. Treatment strategies for recurrent Clostridium difficile infection. Can J Hosp Pharm. 2013;66(6):361-368.
  15. Langdon A, Crook N, Dantas G. The effects of antibiotics on the microbiome throughout development and alternative approaches for therapeutic modulation. Genome Med. 2016;8(1):39.
  16. van Nood E, Vrieze A, Nieuwdorp M, et al. Duodenal infusion of donor feces for recurrent Clostridium difficile. N Engl J Med. 2013;368(5):407-415.

原文はbusinesswire.comでご覧ください:https://www.businesswire.com/news/home/20211025005099/en/

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