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2022年5月20日 (金)
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アンテラ・キャピタルの第2号グローバル食品・農業テクノロジー・ファンドが機関投資家の旺盛な需要により募集を上回り、2億6000万ドルでクローズ

アムステルダム & ボストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 国際的食品・農業専門ベンチャーキャピタルのアンテラ・キャピタルでマネジング・パートナーを務めるアダム・アンダースは、破壊的なパンデミックや最近のウクライナにおける戦争により、投資家が世界の食品の生産、流通、消費方法を根本的に変える必要があると考えるようになったと伝えています。


アンダースは次のように述べています。「パンデミックは、現在の食糧システムの脆弱性と健康への悪影響を浮き彫りにしました。高騰する価格に空になった棚、不健康な食生活が新型コロナウイルス感染症にかかる大きなリスク要因であること、家畜の扱い方が次のパンデミックの引き金になる可能性があることなどが挙げられます。当社の前回のクロージング後、ウクライナ戦争が世界の食糧供給に与えた壊滅的な影響により、投資家の意識はさらに高まっています。この事実に加え、当社が実績あるバイオテクノロジーやデジタル・ソリューションの展開や、立ち遅れた食品・農業セクターの改革に注力していることから、2号ファンドに対して予想を上回る関心が寄せられていることも大いに納得できます。」

アンテラは、2億6000万ドルを超えるコミットメントで2号ファンドをクローズしたことを発表します。ラボ・インベストメンツとエイト・ローズ・ベンチャーズが主導する2号ファンドには、アンテラの1号ファンドに参加した全投資家が再び参加しています。また、同ファンドは、年金基金、政府系ファンド、ファミリーオフィス、他業種のテック系起業家など、国際的な新しい投資家の流入を歓迎しています。

アンダースは次のように述べています。「今、多くの主要投資家が参加しようとしています。多くの人が既に、緑の革命の進歩には大きな代償が伴ったと気づいています。植物栽培には安価な肥料と強力な農薬が使われ、家畜生産には成長ホルモンと抗生物質が使われるようになりました。しかし、収穫量への執着は、生態系と私たち自身の健康を破壊することにもなりました。そして、パンデミックが最後の一押しとなったのです。投資家は、弾力的で再生可能な食糧システムの構築を支援しつつ、同時に大きなリターンを得ることができると気付いたのです。」

パンデミックにおける予想外の結果として、食品と農業でのバイオテクノロジーの利用に対する見通しが変わったことが挙げられます。従来、バイオテクノロジーの利用は国民の大きな抵抗にさらされてきました。しかし、mRNAワクチンの開発以来、何十億もの人々がバイオテクノロジーの好ましい力を目の当たりにすることになりました。

アンダースは次のように述べています。「mRNAワクチンのおかげで、バイオテクノロジーによる解決策や遺伝子編集が一般に受け入れられつつあるという事実は、重要な変化です。バイオテクノロジーの進歩は、動物から人へ移る感染症との戦いや予防、より持続可能な作物衛生ソリューションの開発など、食物や農業をより回復力のあるものにし、炭素集約度を低減する上で重要な役割を果たすでしょう。」

アンテラは、バイオテクノロジーとデジタル・ソリューションが、食品・農業分野を変革する2つのキーテクノロジーであると確信しています。この技術的なレンズを通して、アンテラは、農業フィンテック、作物科学、動物衛生から人間栄養学や消費者技術に至るまで、バリューチェーン全体で起業家を探しています。機会が見過ごされていると思われる分野では、アンテラ自ら企業をインキュベートすることもあります。2018年以降、アンテラは5社のスタートアップ企業をゼロから立ち上げました。しかし、テクノロジーがこの分野で活躍するためには、必ずしもそれが最先端である必要はありません。

アンダースは次のように述べています。「技術的観点では、食品と農業は、人の健康や金融のようなセクターと比べて20年遅れているため、それを変革するために必ずしも最先端技術が必要なわけではありません。私たちが生み出した企業は、他の分野では確立されていても、食品・農業分野にとっては新しいバイオテクノロジーやデジタル・ソリューションを展開することに重点を置いています。このアプローチは間違いなくユニークだと言えるでしょう。これは進展の遅い分野で事業を行うことの利点であり、リスクを少し抑制した形でイノベーションを起こすことができます。」

この戦略を実行するため、アンテラは、エンコやヴェスタロンのような環境への影響が少ない次世代の標的農薬を開発する起業家のほか、Invetx、アニモル、カリブー・バイオサイエンシズ(ノーベル賞受賞者のジェニファー・ダウドナ氏が共同設立)のような動物と人間の健康を改善するスタートアップ、また、プロデュースペイやアグリコノミーのように、フィールド・データ、金融へのアクセス、透明な価格設定、直接流通チャネルによって農家に力を与える企業、そして、ラフォーシェやロリポップのように、食品の選択、購入、考え方を変革する消費財主導のビジネスなど、革新的企業からなる多彩なポートフォリオを構築してきました。

アンダースは次のように述べています。「我々の戦略と長年の経験が実を結んでいます。次世代の素晴らしい起業家を支援し、より良いフードシステムを構築していくことを楽しみにしています。」

アンテラについて

アムステルダムとボストンにオフィスを構えるアンテラ・キャピタルは、国際的な専門ベンチャーキャピタル投資家として、食品、農業、動物衛生において目覚ましい可能性を秘めたテクノロジー主導の企業の成長に資金を提供することに力を注いでいます。多国籍の機関投資家、ファミリーオフィス、志を同じくする起業家の支援を受け、アンテラは、世界の食料システムを持続可能な形で変革する起業家や革新的企業に、安定した戦略的資本を提供しています。詳細情報については、www.anterracapital.comをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


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Jacco Kroon
jacco.kroon@anterracapital.com

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