2009年11月25日 (水)
中央社会保険医療協議会（中医協、会長＝遠藤久夫・学習院大経済学部教授）の総会が11月25日に開かれ、来年度の診療報酬改定に関する意見書を診療側と支払側がそれぞれ提出した。診療側は「過去のマイナス改定を回復し、診療報酬の大幅な引き上げによる医療費全体の底上げを強く求める」と強調したのに対し、支払側は「保険料引き上げに直結するような診療報酬の引き上げを行う環境にはない」と主張。意見の隔たりは埋まらなかった。中医協は、診療報酬改定率が決まる前に長妻昭厚生労働相に意見具申したい考えで、27日に開く次の総会で改めて議論する。
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