2009年12月16日 (水)
次の診療報酬改定に向け、年明けに個々の点数の検討に入る中央社会保険医療協議会（中医協）。改定の議論が進むにつれ、一般傍聴席の争奪戦は熾烈さを増しており、最近では、開催日の未明から傍聴者の列ができることも珍しくない。こうした状況を打開しようと、厚生労働省は中医協のインターネット中継を検討している。12月16日の診療報酬基本問題小委員会（委員長＝遠藤久夫・学習院大経済学部教授）で試験的に音声の生中継を実施する予定だったが、一部の委員が反対したため、この日は見送られた。今後、他の傍聴方法を検討するが、早くからネット中継の準備を進めてきたことから、同省側は「他の方法を探すのは難しい」と困惑している。
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