2010年9月9日 (木)
中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)は9月8日の総会で、2012年度の診療報酬改定に向け、基本診療料や介護連携など3項目に関する議論を優先的に行うことで合意した。しかし、基本診療料に含まれるとされるキャピタル・コスト(建物・設備費など)、運営費、技術料の積算根拠の明確化(コスト根拠に基づく点数設定)をめぐって、診療側と支払側の意見が対立。診療側の中でも、現状のコスト分析と在るべき医療費の把握を主張する意見が混在したため、最終的に診療側が内容を整理した上で、次回の総会で示すことになった。次回総会は9月下旬に開かれる予定。
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