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2015年11月4日 (水)
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米カリフォルニア州アーバイン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- マシモ(NASDAQ: MASI)は本日、10月24~28日にカリフォルニア州サンディエゴで開催された米国麻酔科学会(ASA)年次総会で、マシモの技術を使用した新研究2件の結果が報告されたと発表しました。同会議は麻酔科医が参集する世界最大の学会大会です。


全身麻酔下の小児でEMMA携帯型カプノメーターを評価する試験

血液中の二酸化炭素濃度は肺で行われているガス交換の量を反映し、呼吸が正常かどうかを評価するのに役立つ心肺機能の重要な指標を提供します。外科手術を受ける小児13人(平均年齢18カ月)を対象とした試験で、札幌の北海道立子ども総合医療・療育センターの名和由布子医師と同僚らは、マシモ製EMMA携帯型カプノメーターと従来のサイドストリーム方式カプノグラフィー(GE製Patient Monitor)から得た呼気終末二酸化炭素濃度(EtCO2)を比較しました¹。EMMAはサイドストリーム方式カプノグラフィーと比較して95%許容範囲が-1.3から2.5 mm Hgで、研究者らはEMMAが「小児でサイドストリーム型カプノメーターとの相関性が良く」、「手術室外での全身麻酔や心肺蘇生、ベッドサイド呼吸管理、患者搬送に役立つ可能性がある」との結論に至りました。

局所麻酔中に自発呼吸を行っている成人で脈波変動指標を評価する試験

デクスメデトミジンは外科手術中に患者を鎮静させるために使用する静脈注射薬ですが、高血圧ないし低血圧をもたらして患者のリスクを高める場合があります。局所麻酔下で自発呼吸を行っている患者42人を対象とした試験2で、北海道の旭川医科大学の佐藤慎医師と同僚らはMasimo SET®パルスオキシメトリーから得たベースライン脈波変動指標(PVI)と、デクスメデトミジンに誘発された血圧変動との関連性を評価しました。ベースラインにおけるPVI≤15は、高血圧誘発に対し感度が94%、特異度が85%、曲線下面積(AUC)が0.93(p=0.00002)でした。ベースラインにおけるPVI≥16は低血圧誘発に対し感度が83%、特異度が64%、曲線下面積(AUC)が0.79(p=0.0008)でした。研究者らは「PVIは自発呼吸を行っている患者でデクスメデトミジンに誘発された血圧変動を予測できる」と結論しました。

マシモの技術に関する詳細についてはwww.masimo.comをご覧ください。

@MasimoInnovates | #Masimo

1. Nawa Y, Chaki T, Tamashiro K, Sato M, Mizuno E, Yamakage M. Accuracy of Portable Capnometer in Children. Proceedings of the American Society of Anesthesiologists, Oct. 27, 2015, San Diego, A4049, Room Upper 10.

2. Sato M, Kunisawa T, Kurosawa A, Sasakawa T, Iwasaki H. Pulse oximeter-derived pleth variability index can predict dexmedetomidine-induced changes in blood pressure in spontaneously breathing patients. Proceedings of the American Society of Anesthesiologists, Oct. 26, 2015, San Diego, A3153, Hall B2, Area B.

マシモについて

マシモ(NASDAQ: MASI)は革新的な非侵襲的モニタリング技術における世界的リーダー企業です。当社の使命は、非侵襲的モニタリングを新たな施設やアプリケーションに導入することで、患者ケアの転帰を改善し、コストを削減することです。1995年、当社はMasimo SET® Measure-through-Motion and Low Perfusion(体動時・低灌流時モニタリング可能)パルスオキシメトリーを発表しました。Masimo SET®は誤報を大幅に減らし、正確なモニタリングで正しい警報を発することが多くの研究で示されています。Masimo SET®の利点は独立した客観的研究100件以上により証明され、世界各国の主要な病院やその他の医療現場で推定1億人以上の患者に使用されています。2005年、マシモはrainbow® Pulse CO-Oximetry技術を発表し、それまで侵襲的な手段でのみ可能であった血液成分モニタリングを非侵襲的、連続的なものとすることを可能にしました。測定できるのは、SpO2、脈拍数、灌流指標(PI)に加え、トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)、酸素含量(SpOC™)、カルボキシヘモグロビン濃度(SpCO®)、メトヘモグロビン濃度(SpMet®)、脈波変動指標(PVI®)です。米国市場においてPVIは呼吸サイクル中に起こる灌流指標(PI)の動的変動の指標となります。PVIの計算は、全呼吸サイクルが1回以上起こった場合の時間間隔におけるPIの変化を測定することで行われます。PVIはパーセント表示(0-100%)されます。PVIは血管緊張、循環血液量、胸腔内圧の変動などの生理的因子を反映する変化を示す場合があります。PVIの有用性は現時点で不明であり、さらなる臨床研究が必要です。PVIに影響を与える可能性のある技術的要因には、プローブの位置不良と患者の体動が含まれます。 EMMAの適応には2つがあります。1)EMMA緊急用カプノメーター・モニターは麻酔中、回復期、呼吸管理における二酸化炭素濃度と呼吸数を測定、表示、モニタリングします。手術室、集中治療室、患者の部屋、診療所、救急医療、救急搬送で成人、小児、乳児の患者に使用できます。2)EMMA緊急用カプノメーター・アナライザーは麻酔中、回復期、呼吸管理における二酸化炭素濃度と呼吸数を測定、表示、モニタリングします。手術室、集中治療室、患者の部屋、診療所、救急医療、救急搬送で成人、小児、乳児の患者に使用できます。マシモと当社製品の追加情報については、www.masimo.comをご覧ください。

将来見通しに関する記述

本プレスリリースは、1995年民事証券訴訟改革法との関連で、1933年証券法第27A条および1934年証券取引所法第21E条で規定された将来見通しに関する記述を含みます。これらの将来見通しに関する記述は、当社に影響を及ぼす将来の出来事についての現時点での予測に基づいており、リスクおよび不確実性に左右され、これらのすべてが予測困難で、これらのすべてが当社のコントロールを超えており、種々のリスク要因の結果として、将来見通しに関する記述で表明された内容とは不利な形で著しく異なる結果が生じる場合の原因となり得るものです。これらのリスク要因には、臨床結果の再現性に関する当社の仮定に関連するリスク、マシモの独自の非侵襲的測定技術(トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)を含む)が良好な臨床結果と患者安全性に貢献するという当社見解に関連するリスク、マシモの非侵襲的医療技術のブレークスルーが従来手法に匹敵する正確性と独自のメリット(全患者と全臨床条件で侵襲的外傷を引き起こすことなく早期治療を可能にする迅速・継続的結果を含む)を備え、コスト効率に優れたソリューションになるとの当社見解に関連するリスクに加え、米国証券取引委員会(SEC)に提出した当社の最新報告書のセクション「リスク要因(Risk Factors)」で指摘したその他の要因が含まれますが、これらの要因に限定されません。これらの報告書はSECのウェブサイト(www.sec.gov)から無料で入手できます。当社は将来見通しに関する記述に反映された予測が合理的であると考えるものの、当社はこれらの予測が正しいと判明するかどうか判断できません。本プレスリリースに含まれる将来見通しに関する記述はすべて、全体として前記の注意書きによる明示的条件の下に成立するものです。読者の皆さまは、本日の時点についてのみ言及しているこれら将来見通しに関する記述に過度の信頼を寄せないようお願いします。当社はこれらの記述または当社がSECに提出した直近の報告書に含まれる「リスク要因」について、新規の情報、将来の出来事、その他の結果に関係なく、適用される証券法で求められる場合を除き、更新・修正・説明する義務を何ら負いません。

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Masimo
Irene Paigah, 858-859-7001
irenep@masimo.com

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