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2015年11月18日 (水)
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米カリフォルニア州アーバイン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- マシモ(NASDAQ: MASI)は本日、マシモ製EMMAカプノグラフと、従来のサイドストリーム方式カプノグラフィー装置の両方から得た呼気終末二酸化炭素分圧(EtCO2)を、二酸化炭素濃度測定値の定石である動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)と比較した新しい研究1で、EMMAは「信頼できる」測定値をもたらし、サイドストリーム方式カプノグラフィーと同等の正確度を示したと発表しました。



血中の二酸化炭素濃度は肺で行われているガス交換の程度を反映し、呼吸が正常かどうかを評価するのに役立つ心呼吸機能の極めて重要な指標となります。PaCO2は二酸化炭素濃度測定の定石とみなされていますが、侵襲的な採血とラボでの分析を必要とし、測定から結果までが断続して結果が遅れます。カプノグラフィーを使用したEtCO2モニタリングは非侵襲的で連続的なPaCO2の推定を実現し、手術室およびその他の救急医療エリアにおける標準手法となりました2。アメリカ心臓協会(AHA)は2010年より、心肺蘇生(CPR)中における「気管内チューブ留置の確認とモニタリング」にEtCO2 を使用するよう勧告しています3。従来のカプノグラフィー・モニターは、呼吸回路に接続されたサンプリングラインからEtCO2 測定する場合の校正と測定にウオームアップ時間を必要とします。大型で較正までに時間がかかるサイドストリーム方式カプノグラフィー・モニターとは対照的に、EMMAはコンパクトで軽量なメインストリーム方式カプノグラフで、呼吸回路に直接クリップで留め、サンプリングラインがなく、ウオームアップ時間も最小です。

本研究はSeoul Park Hospital(韓国・ソウル)のDr. Kyung Woo Kimと同僚らがJournal of Clinical Monitoring and Computingに掲載したもので、全身麻酔を受けた患者35人でEMMAとサイドストリーム方式カプノグラフィー(Datex Ohmeda S5麻酔モニター)の両方から得たEtCO2値100件を、同時に採取した動脈血サンプルの血液ガス分析(GEM Premier 3000)で測定したPaCO2値と比較しました。PaCO2と比較して、EMMAはバイアスが6.0 mm Hg、百分率誤差が18%で、サイドストリーム方式カプノグラフィーはバイアスが3.8 mm Hg、百分率誤差が20%でした。

著者らは「EMMAカプノメーターは小型・軽量であるにもかかわらず、カプノグラフと信頼できるEtCO2値を迅速に生み出すため、従来のカプノメーターよりも軽量な代替製品として現実的である」と結論しました。また著者らは「本研究で使用したデータは、全身麻酔下の安定した正常な呼吸という状況に限定して採取」されたもので、「PaCO2値の予測に影響する制約因子は患者の状況に応じたものとなる」とも指摘しています。

EMMAカプノグラフの詳細情報についてはwww.masimo.comをご覧ください。

@MasimoInnovates | #Masimo

  1. Kim (et al.), Comparison of end-tidal CO2 measured by transportable capnometer (EMMA capnograph) and arterial pCO2 in general anesthesia. J Clin Monit Comput 2015; published online.
  2. ASA Standards for Basic Anesthetic Monitoring. 2011.
  3. Field (et al.), Part 1: executive summary: 2010 American Heart Associated ion guidelines for cardiopulmonary resuscitation and emergency cardiovascular care. Circulation 2010; 122: S640-56.

マシモについて

マシモ(NASDAQ: MASI)は革新的な非侵襲的モニタリング技術における世界的リーダー企業です。当社の使命は、非侵襲的モニタリングを新たな施設やアプリケーションに導入することで、患者ケアの転帰を改善し、コストを削減することです。1995年、当社はMasimo SET® Measure-through-Motion and Low Perfusion(体動時・低灌流時モニタリング可能)パルスオキシメトリーを発表しました。Masimo SET®は誤報を大幅に減らし、正確なモニタリングで正しい警報を発することが多くの研究で示されています。Masimo SET®の利点は独立した客観的研究100件以上により証明され、世界各国の主要な病院やその他の医療現場で推定1億人以上の患者に使用されています。2005年、マシモはrainbow® Pulse CO-Oximetry技術を発表し、それまで侵襲的な手段でのみ可能であった血液成分モニタリングを非侵襲的、連続的なものとすることを可能にしました。測定できるのは、SpO2、脈拍数、灌流指標(PI)に加え、トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)、酸素含量(SpOC™)、カルボキシヘモグロビン濃度(SpCO®)、メトヘモグロビン濃度(SpMet®)、脈波変動指標(PVI®)です。PVIに影響を与える可能性のある技術的要因には、プローブの位置不良と患者の体動が含まれます。EMMAの適応には2つがあります。1)EMMA緊急用カプノメーター・モニターは麻酔中、回復期、呼吸管理における二酸化炭素濃度と呼吸数を測定、表示、モニタリングします。手術室、集中治療室、患者の部屋、診療所、救急医療、救急搬送で成人、小児、乳児の患者に使用できます。2)EMMA緊急用カプノメーター・アナライザーは麻酔中、回復期、呼吸管理における二酸化炭素濃度と呼吸数を測定、表示、モニタリングします。手術室、集中治療室、患者の部屋、診療所、救急医療、救急搬送で成人、小児、乳児の患者に使用できます。マシモと当社製品の追加情報については、www.masimo.comをご覧ください。

将来見通しに関する記述

本プレスリリースは、1995年民事証券訴訟改革法との関連で、1933年証券法第27A条および1934年証券取引所法第21E条で規定された将来見通しに関する記述を含みます。これらの将来見通しに関する記述は、当社に影響を及ぼす将来の出来事についての現時点での予測に基づいており、リスクおよび不確実性に左右され、これらのすべてが予測困難で、これらのすべてが当社のコントロールを超えており、種々のリスク要因の結果として、将来見通しに関する記述で表明された内容とは不利な形で著しく異なる結果が生じる場合の原因となり得るものです。これらのリスク要因には、臨床結果の再現性に関する当社の仮定に関連するリスク、マシモの独自の非侵襲的測定技術(トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)を含む)が良好な臨床結果と患者安全性に貢献するという当社見解に関連するリスク、マシモの非侵襲的医療技術のブレークスルーが従来手法に匹敵する正確性と独自のメリット(全患者と全臨床条件で侵襲的外傷を引き起こすことなく早期治療を可能にする迅速・継続的結果を含む)を備え、コスト効率に優れたソリューションになるとの当社見解に関連するリスクに加え、米国証券取引委員会(SEC)に提出した当社の最新報告書のセクション「リスク要因(Risk Factors)」で指摘したその他の要因が含まれますが、これらの要因に限定されません。これらの報告書はSECのウェブサイト(www.sec.gov)から無料で入手できます。当社は将来見通しに関する記述に反映された予測が合理的であると考えるものの、当社はこれらの予測が正しいと判明するかどうか判断できません。本プレスリリースに含まれる将来見通しに関する記述はすべて、全体として前記の注意書きによる明示的条件の下に成立するものです。読者の皆さまは、本日の時点についてのみ言及しているこれら将来見通しに関する記述に過度の信頼を寄せないようお願いします。当社はこれらの記述または当社がSECに提出した直近の報告書に含まれる「リスク要因」について、新規の情報、将来の出来事、その他の結果に関係なく、適用される証券法で求められる場合を除き、更新・修正・説明する義務を何ら負いません。

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