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2016年5月18日 (水)
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2回目の年次技術イベントに業界が参集し、製品発表やビジネスが行われる

上海--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)-- 第2回年次CESアジアが本日、閉幕しました。本展示会はあらゆる点で昨年のイベントを上回り、アジア市場で技術を発表するための一流舞台としての地位を強化しました。昨年2つだった展示ホールが今年は4つに拡大され、23カ国から375社を超える出展企業が総面積3万2000平方メートルの展示スペースで展示しました。コンシューマー技術協会(CTA)が所有・運営し、インテックス上海と共同開催した2016年CESアジアはアジアの一流技術イベントであり、再び上海で2017年6月7〜9日に開催されます。


コンシューマー技術協会のゲーリー・シャピロ社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「2016年CESアジアは、世界クラスの出展企業、触発的な講演者、そして世界を改善する革新的な製品が勢ぞろいして、大成功を収めました。当業界全体を代表して、真に国際的な集まりとなりました。」

世界の技術エコシステムは、今週3日間にわたり、3D印刷、ロボット工学、ウエアラブル、ドローン、車載技術、仮想現実、スマートホームなどの最新成果を展示・説明しました。参加した出展企業の数は初開催時のイベントから75パーセント増加しており、出展企業は世界の技術産業を代表するもので、参加企業の38パーセントが中国本土以外に本社を構えている企業でした。米国企業の参加が飛躍的に増え、米国に拠点を置く企業が2015年の22社から40社に増加しました。また、2017年に向けて準備が進んでおり、135社がすでに来年の出展登録を済ませ、今年の展示スペースの65パーセント以上が埋まり、昨年より大幅にペースが上がっています。

イングラム・マイクロの消費者技術ソリューション部門ベンダー管理担当ディレクターを務めるアレクサンドラ・ハーディング氏は、次のように述べています。「CESアジアで、ドローン、コネクテッドホーム機器、そして幅広い仮想現実技術など、アジアのメーカーが提供している最新技術を体験することができました。これらは成長中の分野であるため、新しい機会を追求することが重要ですが、CESアジアの展示会でそれを達成できました。」

上海新国際博覧中心(SNIEC)のホールは、3万2000人を超える来場者で活況を呈し、2015年の来場者数2万8682人から11パーセント増加しました。2016年の来場者数は、独立した第三者機関による正式な監査を経て、数カ月後に確定します。CESアジアには、世界各地から上級レベルの仕入れ担当者、販売企業、メーカー、エンジニア、製品デザイナー、CTO、CIO、投資マネジャーが集まります。

コンシューマー技術協会のCES/コーポレート事業戦略担当シニアバイスプレジデントを務めるカレン・チュプカは、次のように述べています。「CESアジアは、展示会を4ホールに拡大するという出展企業からの要望で規模が拡大しましたが、今週集まった人々とその出身業界、出身国の幅広さにより、一層素晴らしいものになりました。これほど多くの業界が一堂に会して交流し、提携関係を構築して、最終的にビジネスをやり遂げることができる展示会は、CES以外にありません。」

CESアジアには1000人を超える報道関係者が参加し、世界中にその様子が報道されるという成果を達成しました。展示会では刺激的で新しい製品、協業関係、サービスが紹介され、出展企業の57パーセントは2016年CESに出展していなかったため、CESの出展企業基盤が拡大しました。今週の発表で世界の注目を集めた主要製品として、次のようなものがあります。

  • 360:360インテリジェントカメラ1080P
  • BMW:コンセプトカー 「iFuture」
  • ガーミン: マルチスポーツウオッチ「フォアランナー735XT」
  • インテル:レーザーのゲーミング用ノートパソコン「レーザー・ブレード」、テンセント(騰訊)の「TGP BOX」、ビブラムとの提携によるレノボのスマートシューズ
  • JD.com:新世代のスピーチ認識機能「Dingdong AIUI」とオープンプラットフォーム「DingDong」

2016年CESアジアでは、新興企業の画期的な革新成果を紹介する専用エリアとして、スタートアップ・パークを新設し、中国、フランス、香港、シンガポール、韓国、米国から64社が出展しました。

米国に拠点を置く新興企業で、スタートアップ・パークでスマートウオレットを展示したWooletの地域販売マネジャーのTomas Mika氏は、次のように語っています。「圧倒的な体験になりました。当社は米国と欧州で販売しており、アジアに拡大できたらと考えたのですが、出展は圧倒的に素晴らしく、大勢の人々がブースを訪ね、話しをしてくれました。」

CESアジア会議プログラムでは、100人以上の講演者が50件以上のセッションを実施しました。一例として、展示会と会議セッションの2日目に、アリババとJD.comの上級幹部が基調講演を行い、ドローンに関する方針、持続可能性、スマートホーム技術について取り上げました。

アリババはCESアジアで初めて基調講演を行い、アリババ・グループのTmall 3C/家庭電化製品事業部門担当プレジデントのYin Jing氏が、購入、共有、メッセージング、ソーシャルを含んだ「完全なビジネスモデル」を紹介しました。Jing氏は、アリババがこれから顧客のオンラインショッピングを3D技術で支援する方法を垣間見せてくれました。Jing氏に同僚でアリババ・クラウド社長のXiaoming Hu氏が加わり、アリババの革新に対する傾注ぶりを強調するとともに、同社が先月発表した新IoT(モノのインターネット)プラットフォームを紹介しました。Hu氏は「アリババはエコシステムを加速させる企業となり、クラウドサービスを超えて、IoTとあらゆるものを接続したいと考えています」と語りました。

スマート技術が物流/小売り分野の革新をまさに後押ししていることは、基調講演で登壇したJD.comのChen Zhang最高技術責任者(CTO)が「JDは小売企業であるのみならず、ビッグデータ、クラウド技術、スマートハードウエアのビジネスを活用している技術企業でもあります」と述べていることから明らかです。JD.comのJDスマート部門担当プレジデントのエリック・ワン氏は、同社が小売企業から技術リーダーへの移行を重視していることを改めて強調しました。ワン氏は、顧客の価値を高めるために、同社がスマート製品メーカーと協業するS.Oスマート・エコシステムについて説明しました。「スマートビジネスは過去数年間に、飛躍的に成長しました。相互接続された機器の数は2016年、64億台に達する見通しです。当社は、従来の製品メーカーに当社のリソースを開放して、スマート製品のあり方を塗り替えます。」

CESアジアでは、出展企業のアリババとJD.comに蘇寧と1号店が加わり、中国の最有力小売企業4社が勢ぞろいしました。中国のあらゆる大手小売企業が共に参加するイベントは、CESの他に世界で例がありません。

CTAの市場調査シニアディレクターのスティーブ・ケーニッヒは、アジアが多様で特別な地域であるという認識の下、「大中華圏における消費者技術の所有と市場の可能性」と題する会議セッションで、アジアにおける技術採用動向について詳細な知見を提供しました。技術の早期採用という点では中国がアジアを先導し、ベトナムが僅差で続いていると、ケーニッヒは指摘しました。中国以外での成長を後押しするには、より低価格で多くの機能を備え、人間関係や職業に関する人生目標の達成を促進できる製品・サービスの提供を検討してはどうかと、技術ベンダーに提案しました。

CTAの技術ポリシー担当バイスプレジデントのダグ・ジョンソンが、「ドローンの方針と革新」セッションで、活発な議論の司会を務めました。パネリストは、セーフティーアプリケーション、技術的な障壁、規制方針に関する課題、ドローン市場の拡大における提携・協業の必要性について検討しました。MOTAのマイケル・ファロ氏、Yuneec USAのジョン・リニー氏、人道的ドローンコンサルタントのジェシー・ムーベリー氏は、世界がドローン技術によってもたらされる多大なメリットを実現できるよう、政府と社会がドローン規制について、適正なバランスを取る必要がある点で合意しました。パネリストは、人道的ミッション、地理位置情報に基づく捜索救助活動、農業サーベイランスなど、「現実世界」におけるドローン技術のさまざまな使用例を熱心に紹介し、規制に先んじるには、製品に安全対策を組み込むことが1つのアプローチであるとの意見で一致しました。

CESアジアではコンテンツ業界も参集し、大中華圏での広告、中国ブランドのグローバル化、新しいエンターテインメントプラットフォーム、共同制作マーケットプレイスの急成長を焦点化した3件のパネルセッションを実施しました。

CESアジアの最終日には、ZOLがCESアジア最優秀賞プログラムを主催しました。本プログラムは、革新と技術の発展を推進する画期的製品に光を当てるものです。最優秀賞に輝いた製品は、下記の通りです。

  • 最優秀VR製品賞:PIMAX 4K
  • 最優秀ウエアラブル賞:インテル/レノボのF2エクササイズ・シューズ
  • 最優秀運輸製品賞:BMWのiVisionフューチャー・インタラクション
  • 最優秀コネクテッドホーム製品賞:DingDongスマート・スピーカー
  • 最優秀ドローン賞:Yuneecのタイフーン
  • 最優秀デジタルオーディオ製品賞:フィリップスのFidelio E6
  • 最優秀テレビ技術賞:ハイセンスのLT100K7900A
  • 最優秀パーソナルコンピューティング機器賞:ファーウェイのP9
  • 最優秀新興企業賞: Avaz Free Speechとtotwoo
  • 最優秀イノベーション(破壊的技術)賞: 上海青研のアイ・コントロール
  • 最優秀異色製品賞:COWA Robotのスーツケース
  • 最優秀メーカーフレンドリー技術賞:ITO Film
  • ピープルズチョイス賞:ガーミンのFenix3
  • ベスト・オブ・ザ・ベスト賞:インテルのリアルセンス

展示会のハイライトビデオなど、最新のニュースと情報については、CESAsia.comをご覧ください。

CESアジアへの出展に関するご質問は、Brian Moon(bmoon@CTA.tech)、または+1 703-907-4351にお問い合わせください。

コンシューマー技術協会について:

コンシューマー技術協会(CTA)は、米国の2870億ドル規模の消費者向け技術業界を代表する業界団体です。2200社を超す企業(80パーセントが小規模企業と新興企業で、その他の企業は世界で最も有名な企業に数えられています)が政策提言、市場調査、技術教育、産業振興、規格開発、ビジネス関係・戦略的関係の構築など、CTA会員の利点を享受しています。CTAはまた、消費者向け技術のビジネスで力強い成長を見せている企業が集う場となるCES®を所有・運営しています。CESから得た利益は、CTAの業界サービスに再投資されています。

CESアジアについて:

コンシューマー技術協会(CTA)が所有・運営し、インテックス上海と共同プロデュースするCESアジアは、消費者向け技術業界の一流イベントで、アジア市場における革新のバリューチェーンを徹底的に幅広く掘り下げて紹介します。この新イベントに参加する主要なグローバル企業は、消費者向け技術業界の幹部、海外の仕入れ担当者、国際報道関係者、一部限定の中国消費者に最新の技術・製品を披露し、その成長・強化を図ります。参加者は、中国を含む世界の最大手ブランドの一部に独占的な形で触れ、消費者向け技術業界を形作る革新成果を称えます。

インテックス上海について:

インテックス上海は上海のCCPIT(中国国際貿易促進委員会)のサブジョイントベンチャーとして1992年に設立され、上海虹橋経済技術開発区聯合発展有限会社、上海市国際貿易促進委員会、イスティスマールP&OエステーツFZEが共同出資しています。中国における展示会の一流運営会社であるインテックスは、上海に展示会場を所有するほか、上海以外の場所でもさまざまな展示会場を管理し、中国各地で10件の国際展示会を主催・共同開催しています。上海市会展行業協会(SCEIA)の副委員長を、そしてCAECの副理事を務め、UFIのメンバーでもあるインテックス上海は、国内の展示会業界で傑出した評価を誇っています。インテックス上海については、オンライン(www.intex-sh.com)をご覧ください。

今後のイベント

  • CEOサミット
    6月21〜24日、イスラエル・テルアビブ
  • イノベート!
    9月20〜22日、カリフォルニア州サンノゼ
  • CESアンベールド・プラハ 
    10月20日、チェコ共和国・プラハ
  • CESアンベールド・パリ
    10月25日、フランス・パリ
  • CTホール・オブ・フェイム・ディナー
    11月9日、ニューヨーク州ニューヨーク
  • CESアンベールド・ニューヨーク
    11月10日、ニューヨーク州ニューヨーク
  • CESアンベールド・ラスベガス
    1月3日、ネバダ州ラスベガス
  • 2017年CES
    1月5~8日、ネバダ州ラスベガス
  • 2017年CESアジア
    6月7〜9日、中国・上海

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Contacts

Consumer Technology Association (CTA)
Allison Fried, 703-907-7603
afried@CTA.tech
www.CESAsia.com
or
Krista Silano, 703-907-4331
ksilano@CTA.tech
www.CTA.tech

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