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2016年9月2日 (金)
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共同イニシアチブ「安全な麻酔―ASAP」はリソースの乏しい国々における麻酔ケア改善が目的

米カリフォルニア州アーバイン & 香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- マシモ(NASDAQ: MASI)は日曜日、香港で開催中の世界麻酔学会(WCA)にて、世界麻酔学会連合(WFSA)の初のグローバルインパクトパートナーになったと発表しました。期間4年のパートナーシップ「安全な麻酔―ASAP」(麻酔安全行動計画、Anesthesia Safety Action Plan)は、まず安全な麻酔の利用状況が適切でない国を1つ見極めて、麻酔ケアと手術結果の安全性を向上させるようデザインしたプログラムと訓練の導入に向けた活動を行います。


2015年にランセットの世界外科委委員会は、世界人口の過半数である約50億人が、安全で求めやすい麻酔と外科治療を利用できず、その結果として毎年推定1690万人が死亡していると報告しました1。これらの死亡はインフラストラクチャー、必須のモニタリング装置、医薬品の欠如、また適切な訓練を受けた医療従事者の不足に起因しています1

WFSAとマシモによる共同プロジェクトの第一段階の一環として、疾病負荷の高い国をASAPの重点対象として特定します。プロジェクト成功の鍵は、政府を含むすべての利害関係者を集め、インフラギャップを特定し、ニーズを評価して、ASAPを導入することにあります。ASAPの導入では、訓練コースや他の教材、必須薬品の配布、医療機器の設置と使用のための訓練を組み合わせます。訓練、モニタリング、プロジェクト評価は4年間を通じて継続し、改善の持続性を確保することに重点を置きます。

手術の安全性向上に専心するNGO(非営利非政府組織)のライフボックスも訓練支援を支えます。ライフボックスの最高執行責任者(COO)であるクリスティン・ステーブ氏は、「ライフボックスは、手術の安全性の世界的危機の最前線で、仲間と協力し、麻酔ケアの安全と質の長期的改善を支援しています。当組織は環境、設備、教育の問題を直に知っており、また最適なパートナーシップが好ましい変化をもたらすことの桁外れの可能性についても知っています。当組織は、WFSAとマシモによるこの緊急の歴史的事業に参加して、世界中の何百万人という患者のために麻酔の安全性を高めるという共通の目標を実現できることに誇りを感じます」と述べています。

WFSAは60年以上にわたり、世界の麻酔科医をまとめてきました。150カ国以上の何十万人という麻酔科医のネットワークを持つWFSAは、世界規模で学習を促し、最高水準の麻酔ケアを促進するプログラムを提供する上で最適な立場にあります。マシモの臨床的に有力なSET®パルスオキシメトリーは世界各国で1億人以上の患者のモニタリングに使用されていますが、マシモは2016年にWFSAのグローバルインパクトパートナーになることを誓約しました。WFSAとマシモが共同で策定したASAP行動計画は、疾病負荷の高い国にとって、麻酔ケアと手術結果の安全性を向上させるモデルになると期待されています。

WFSA会長のデビッド・ウィルキンソン医師は、次のように述べています。「WFSAは、マシモが当組織の初のグローバルインパクトパートナーになったことを発表します。 両者は協力して、世界各地で患者ケアを改善し、安全な麻酔の利用を拡大していきます。」

WFSA安全・品質委員会の委員長で、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)メディカルスクール麻酔・周術期ケア科教授のエイドリアン・ゲルブ医師は、次のように付け加えています。「安全で求めやすい麻酔と外科治療を、あらゆる国のすべての患者が利用できるようにすることが非常に重要です。重要な利害関係者と協力して、全国的な麻酔関連計画に投資することで、特定の国のニーズを最も適切な形で確実に満たし、最大限の効果を上げることが可能になります。」

マシモの創業者で最高経営責任者(CEO)のジョー・キアニは、次のように述べています。「マシモでは、生活している場所や生まれた場所に関係なく、安全で有効な麻酔と手術を含め、尊厳があって安全で質の高い医療へのアクセスは、特権ではなく人権であると考えています。私たちは、WFSAの最初のパートナーになり、世界で不必要な死に苦しむ地域に対し、安全な麻酔を実現するASAPを通じ、大いに必要とされている支援を提供できることを大変うれしく思います。」

「新しいミレニアム目標はもはや、すべての人に医療へのアクセスを提供することではなく、すべての人に体系的に安全で尊厳のある医療へのアクセスを提供することです。」

@MasimoInnovates | #Masimo | @0X2020 | @wfsaorg | #WCA2016

Reference

  1. Meara JG, Leather AJ, Hagander L et al. Global Surgery 2030: Evidence and solutions for achieving health, welfare, and economic development. Surgery. 2015 Jul;158(1):3-6.

マシモについて

マシモ(NASDAQ: MASI)は革新的な非侵襲的モニタリング技術における世界的リーダー企業です。当社の使命は、非侵襲的モニタリングを新たな施設やアプリケーションに導入することで、患者ケアの転帰を改善し、コストを削減することです。1995年、当社はMasimo SET® Measure-through Motion and Low Perfusion™(体動時・低灌流時モニタリング可能)パルスオキシメトリーを発表しました。Masimo SET®は誤報を大幅に減らし、正確なモニタリングで正しい警報を発することが多くの研究で示されています。Masimo SET®は世界各国の主要な病院やその他の医療現場で推定1億人以上の患者に使用されています。2005年、マシモはrainbow® Pulse CO-Oximetry技術を発表し、それまで侵襲的な手段でのみ可能であった血液成分モニタリングを非侵襲的、連続的なものとすることを可能にしました。測定できるのは、SpO2、脈拍数、灌流指標(PI)に加え、トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)、酸素含量(SpOC™)、カルボキシヘモグロビン濃度(SpCO®)、メトヘモグロビン濃度(SpMet®)、さらに最近では脈波変動指標(PVI®)および予備酸素摂量指数(ORI™)です。2014年、マシモはマシモ・オープン・コネクト(Masimo Open Connect™、MOC-9™)インターフェースを装備した直感的な患者モニタリング・コネクティビティ・プラットフォームRoot®を導入しました。またマシモはウエアラブル患者モニターRadius-7™やフィンガーチップパルスオキシメーターMightySat™などの製品でmHealth(モバイルヘルス)におけるリーダーの役割を積極的に果たしています。マシモと当社製品の追加情報については、www.masimo.comをご覧ください。マシモの製品に関して発表済みの臨床研究の結果はいずれもhttp://www.masimo.com/cpub/clinical-evidence.htmでご覧いただけます。

将来見通しに関する記述

本プレスリリースは、1995年民事証券訴訟改革法との関連で、1933年証券法第27A条および1934年証券取引所法第21E条で規定された将来見通しに関する記述を含みます。これらの将来見通しに関する記述には、特にASAPの潜在的な成功に関する記述が含まれています。これらの将来見通しに関する記述は、当社に影響を及ぼす将来の出来事についての現時点での予測に基づいており、リスクおよび不確実性に左右され、これらのすべてが予測困難で、これらのすべてが当社のコントロールを超えており、種々のリスク要因の結果として、将来見通しに関する記述で表明された内容とは不利な形で著しく異なる結果が生じる場合の原因となり得るものです。これらのリスク要因には、臨床結果の再現性に関する当社の仮定に関連するリスク、独自の非侵襲的測定技術が良好な臨床結果と患者安全性に貢献するという当社見解に関連するリスク、マシモの非侵襲的医療技術のブレークスルーが従来手法に匹敵する正確性と独自のメリット(全患者と全臨床条件で侵襲的外傷を引き起こすことなく早期治療を可能にする迅速・継続的結果を含む)を備え、コスト効率に優れたソリューションになるとの当社見解に関連するリスクに加え、米国証券取引委員会(SEC)に提出した当社の最新報告書のセクション「リスク要因(Risk Factors)」で指摘したその他の要因が含まれますが、これらの要因に限定されません。これらの報告書はSECのウェブサイト(www.sec.gov)から無料で入手できます。当社は将来見通しに関する記述に反映された予測が合理的であると考えるものの、当社はこれらの予測が正しいと判明するかどうか判断できません。本プレスリリースに含まれる将来見通しに関する記述はすべて、全体として前記の注意書きによる明示的条件の下に成立するものです。読者の皆さまは、本日の時点についてのみ言及しているこれら将来見通しに関する記述に過度の信頼を寄せないようお願いします。当社はこれらの記述または当社がSECに提出した直近の報告書に含まれる「リスク要因」について、新規の情報、将来の出来事、その他の結果に関係なく、適用される証券法で求められる場合を除き、更新・修正・説明する義務を何ら負いません。

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Masimo
Irene Paigah, 858-859-7001
irenep@masimo.com

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