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2016年11月9日 (水)
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カリフォルニア州マウンテンビュー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 再生細胞薬の開発・製造を手掛ける当社グループ(サンバイオ株式会社およびその子会社であるSanBio Inc.)は、この度、独自に開発を進めている再生細胞薬SB623(以下、「本剤」)について、外傷性脳損傷を対象とした特許をオーストラリア特許庁から取得しましたのでお知らせいたします(特許番号2013263417、2016年9月8日取得)。


当社は、中枢神経系において神経再生を促す再生細胞薬SB623を開発しており、外傷性脳損傷など重篤な神経障害をもたらす疾患に対する新しい治療薬の提供を目指しております。SB623については、グローバルベースで特許申請をしていますが、この度、外傷性脳損傷を対象とした用途特許について、オーストラリアで初めて取得承認がおりました。今後、他の地域・国へも拡大を図っていく予定です。

外傷性脳損傷が原因で認知機能や運動機能に後遺障害が残った場合、長期にわたってリハビリや介護が必要になるなど、患者様の生活に大きな影響を及ぼします。現時点では、外傷性脳損傷に起因する慢性期の運動障害に対する有効な治療法は存在しないと言われています。

当社のチーフ・メディカル・オフィサー兼リサーチヘッドであるダミアン・ベイツ博士は以下のように述べています。「外傷性脳損傷を起因とする慢性期の運動障害を抱えた患者様の数は、米国で530万人、オーストラリアで70万人と推計されています。本剤が、こうした患者様にとって新たな治療の選択肢になるものと期待しています。」

なお、SB623に関しては、当社はすでに脳梗塞および網膜変性疾患を対象に特許を取得しています。

再生細胞薬について

当社グループが手掛ける再生細胞薬は、病気・事故等で失われた身体機能の自然な再生プロセスを誘引ないし促進させ、運動機能、感覚機能、認知機能を再生させる効能が期待される医薬品です。

サンバイオ株式会社およびSanBio Inc.について

当社グループは、再生細胞薬の研究、開発、製造及び販売を手掛ける再生細胞事業を展開しています。当社独自の再生細胞薬であるSB623は、米国において、慢性期脳梗塞を対象に2015年12月に第2b相臨床試験を、外傷性脳損傷については2015年10月に第2相臨床試験を開始しています。当社グループは、東京を本社とし、米国のサンフランシスコ・ベイエリアには研究開発の主たる拠点を構えています。


Contacts

本件に関するお問い合わせ先
サンバイオ株式会社
経営管理部
松岡 弘子
電話:03-6264-3481

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