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2016年12月5日 (月)
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アラブ首長国連邦ラスアルハイマ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ラスアルハイマ・アメリカン大学(AURAK)の学生が、アラブ首長国連邦(UAE)の厳しい気候条件下で初めて垂直農法を成功させました。



バイオテクノロジーを専攻する同大学3年生のNajath AbdulkareemとNada Anwarの2名の学生により立案された当プロジェクトは、UAE首相のムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム殿下が主宰するUAEの第2回年次イノベーション・ウィークの一環として同大学により提案された数件のプロジェクトの一つです。

同大学のバイオテクノロジー課程の教授を務めるAbdul Gafoor Puthiyaveetil博士が両学生を指導しました。この研究の重要性について、Abdul Gafoor博士は次のように説明しています。「地球の人口は急速に増加しており、2050年までに85億人に達すると予想されます。食糧生産がこれまでにも増して重要になっています。両学生は、拡大の一途をたどる需要に対応する革新的な手段として、垂直農業という考え方を採用しました。」

垂直農業では、階層状の棚を使い、太陽光とLED照明を組み合わせることにより屋内で植物を栽培することができます。Abdul Gafoor博士は、こうした手法の利点として以下の点を指摘しています。「屋内で育成されるため、この持続可能な農法では除草剤や殺虫剤が不要で、健康に良い食品を供給することができます。」

ラスアルハイマのエキシビション・センターで開催されたイノベーション博覧会でこのプロジェクトを披露したAbdulkareemとAnwarは、階層化によりハーブや野菜を栽培するためのスペースを最小化できると同時に、一番上の階層に給水すれば水が次第に下の階層へと流れ落ちていくため、水使用効率が最大化することを実証しました。また、室内環境の管理により栽培時間を短縮できることも指摘されました。

さらに、両名はこのプロジェクトが低コストであることを強調しており、「今回使用したプラスチック容器はすべて地元のスーパーマーケットで買いました。容器を組み立て、土と種を購入しただけです」と説明しています。

AbdulkareemとAnwarは、自分の家でバジル、パセリ、ローズマリー、ミントといったハーブを栽培することに成功しました。一層の研究を通じてこの栽培法が各家庭に広がり、またより大規模な食糧生産方法として実践されることが期待されます。

*配信元:ME NewsWire

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