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2019年1月9日 (水)
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無害な母斑か悪性の黒色腫か?深層学習が皮膚科医の診断をサポート



独バートバーンバッハ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 誰もが「人工知能(AI)」に関心を持つ時代になりました。企業がこの分野で主導的役割を果たすにはAIの3つの側面に焦点を当てる必要があると専門家は言います。すなわち、最新のプログラミングに関する詳細知見、データの重要性、そして既存ワークフローへのAIの統合です。フォトファインダー・システムズには既にこれら3つの重要な側面が統合されています。先駆的な技術企業である当社は、AIを活用した皮膚がん診断技術のリーダー企業です。新しいエキスパート用ソフトウエア、Moleanalyzer proによって、皮膚科医はAIによるほくろの評価ができるようになり、その検証結果からは極めて高い精度が確認されています。

先端技術が専門家の知見と結び付く

Moleanalyzer proにより医師は様々な評価技法で診断を確かめることができます。これは、専門家の知見をAIと初めて統合しただけでなく、マウスをクリックするだけで、世界的に著名な皮膚がん専門家からのセカンドオピニオンを得ることができるようになったのです。

ダーモスコピーでAIを活用

Moleanalyzer proは深層学習と連携します。そこで、人が事例や経験から学ぶ能力をコンピューターに移転しました。この目的のため、対応する診断を含む今日最大のダー モスコピーデータ集で「畳み込みニューラルネットワーク」(CNN)の訓練を行いました。世界中の医師との長年にわたる貴重な協力により、アルゴリズムの 連続的な「フィーディング」に成功しています。経験の拡大とそれ自身の自律的ルールにより、良性と悪性の病変を区別することができます。それが出す結果 は、メラノサイト皮膚病変と非メラノサイト皮膚病変の両方のリスク評価を支えるスコアとなります。間もなく、このAIスコアはモバイルデバイスを使用する 医師が利用できるようになります。

検証済みの正確な自己学習

代表的な研究「人間vs AI」*によれば、深層学習のアルゴリズムは悪性皮膚腫瘍の95%を正確に判定し、非常に高い感度を示しました。それに対し、比較群においては17カ国の皮膚科医58人が病変の86.6%が悪性であると判定しました。また、本アルゴリズムは良性母斑につき、専門家が71.3%を良性と判定したのに対し、82.5%を正確に判定して信頼度の高い特異度も示 しています。

人工知能が人の経験と結び付く

AIがどんなに素晴らしいとはいえ、皮膚がんの領域において人の経験に取って代わるものではありません。最終的に何をすべきかの決定は医師が行います。疑わしいケースにおいてはMoleanalyzer proが世界的に著名な皮膚がん専門家によるセカンドオピニオンサービスを提供して、診断を確認できるようにします。

フォトファインダー・システムズについて

1991年設立のドイツ企業の当社は、自動化全身マッピングという手法による皮膚がん診断、デジタルダーモスコピー、毛髪診断、乾癬のドキュメンテーショ ン、美容イメージングを専門としています。子会社をイタリア、スペイン、英国、米国に置き、世界規模のパートナーネットワークが当社の世界展開を支えてい ます。バイエルン輸出賞、レッド・ドット・デザイン賞を受賞しており、ニーダーバイエルン行政管区で最も革新的な企業の1つとして表彰されています。

*人間vs AI:メラノーマのダーモスコピー判定における深層学習の畳み込みニューラルネットワーク診断性能の皮膚科医58人との比較by H.A. Haenssle et al. Annals of Oncology. doi:10.1093/annonc/mdy166

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