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2019年2月13日 (水)
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東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHCホールディングス株式会社(本社:東京都港区、以下「PHCHD」)の100%子会社である、PHC株式会社(以下「PHC」)は、このたび、医療機関および研究施設向けに、ノンフロン自然冷媒(*1)を採用し、インバーター制御コンプレッサーを搭載した-30℃フリーザー付き薬用保冷庫(品番:MPR-N450FH-PJ/N450FSH-PJ)(*2)を販売開始しましたので、お知らせいたします。



当製品は、医療機関や創薬・ライフサイエンス研究で使用される冷蔵医薬品や貴重な試料を安心して保存できるだけでなく、地球環境に配慮しながら、大幅な省エネルギーを実現した薬用保冷庫です。主な特長は下記のとおりです。

1.ノンフロン自然冷媒とインバーター制御コンプレッサーで消費電力量を約50%削減
冷却効率の高いノンフロン自然冷媒の採用と、電力消費を低減するインバーター制御コンプレッサーの搭載により、従来機種と比べて約50%(*3)の消費電力量削減を実現しました。また、フロンや代替フロンを用いないノンフロン自然冷媒の活用により、オゾン層を破壊せず地球温暖化防止にも貢献する、環境にやさしく経済的な製品です。

2.新しいキャビネットデザインによる温度精度と収納効率の向上
温度変動を低減するインバーター制御コンプレッサーに加えて、温度分布を改善する新開発のキャビネット設計により、庫内の温度制御性能が向上。さらに、従来機種とほぼ同等の設置面積でフリーザー容量が約60%(*3)拡大し、保冷庫・フリーザーを合わせた総容量で業界最大レベル(*4)を実現しました。これによって、従来、フリーザーと薬用保冷庫に別々に保存していた内容物を1台に収納することが可能となり、医療機関や研究施設のスペースをより有効に活用できます。

3.庫内温度のトレーサビリティと、より詳細な温度表示
0.1℃単位による温度表示を選択できるほか、温度変化による警報やドア開閉履歴の自動保存を通じて庫内温度を継続的にトレースすることで、冷蔵医薬品や貴重な試料が適切な温度範囲で保管・管理されていることをエビデンスとして残すことが可能です。

PHCHDは、糖尿病ケア、診断、ライフサイエンス、ヘルスケアIT事業において、付加価値の高い製品・サービスを提供するグローバルヘルスケア企業です。このたび発売した製品は、「ライフサイエンス」事業における製品ラインナップの拡充につながるものです。

2018年4月の社名変更に伴い、新しい事業ブランド「PHCbi」を採用したライフサイエンス事業の歴史は、1966年の薬用保冷庫の発売に始まります。高い技術と品質を誇る当製品は、国内でNO.1の市場シェア(*5)を有するまで成長いたしました。

医薬品の開発において、細胞治療など新しい分野のライフサイエンス研究が進むなか、同時に顧客の省エネルギーや持続可能な地球環境への対応も求められています。PHCHDは、医療従事者や研究者の皆さまのニーズに応え、課題解決につながる研究・医療支援機器の開発に取り組むことで、次世代医療の実現に向けた最先端の研究に貢献していきます。

(*1)アンモニア、二酸化炭素などの自然界に存在する物質を使用した冷媒。従来、冷媒に使われていたオゾン層破壊物質であるフロンを用いていないため、環境への悪影響が少ないとされる。
(*2)製品に関する詳細: www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/pharmaceutical-refrigerators/mpr-n450fh
(*3)従来機種:MPR-414Fとの比較
(*4)当社調べ:2018年度に日本で販売された幅800mmのフリーザー付き薬用保冷庫の中で業界最大レベル
保冷庫(326L)、フリーザー(136L)、総容量462L。
(*5)出典:富士経済「ティッシュエンジニアリング関連市場の最新動向と将来性2018」(2017年実績)

<PHCホールディングス株式会社について>
PHCホールディングス株式会社は、2014年に設立し、傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス株式会社などを持つグローバルヘルスケア企業です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とし、糖尿病ケア、診断、ライフサイエンス、ヘルスケアIT事業において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2017年度のグループ連結売上高は1,926億円、世界125カ国以上のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。2018年4月にパナソニック ヘルスケアホールディングス株式会社より社名変更しました。
www.phchd.com/jp/


Contacts

【お問い合わせ先】
PHCホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部
岡田 昌代
電話:03-6778-5311

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