医療・医薬情報インデックスサイト

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2019年3月14日 (木)
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東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHCホールディングス株式会社(本社:東京都港区、以下「PHCHD」)の100%子会社である、PHC株式会社(以下「PHC」)は、このたび、アルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区、以下「アルフレッサ」)および富士通エフ・アイ・ピー株式会社(本社:東京都港区、以下「富士通エフ・アイ・ピー」)と、特殊医薬品(*1)の流通管理のためのRFID(*2)やクラウド等のIoT技術を活用した新たなプラットフォームの構築の検討について、基本合意契約を締結しましたので、お知らせいたします。



2018年12月に厚生労働省より医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインが発出されたことにより、医薬品の流通過程においては、より厳格な温度管理や偽薬対策など、高水準かつ画一的な流通業務の推進が求められるようになっています。また、スペシャリティ医薬品や再生医療等の高度な治療方法が登場し、これらの製品特性からも、より厳格な品質保証や情報管理が求められています。

今回の基本合意契約により、PHC、アルフレッサ、富士通エフ・アイ・ピーの3社は、上記のような環境変化への対応として、製薬企業から患者様への投薬に至るまでの特殊医薬品の流通経路をシームレスに管理するための、新たな流通管理ソリューションサービスの提供を目指します。アルフレッサの医療用医薬品等卸売事業における流通ネットワークと、富士通エフ・アイ・ピーの製薬・医薬品業界向けシステム開発実績を活かした各種クラウドサービスに、PHCの薬用保冷庫等のライフサイエンス機器の高い品質と市場占有率という強みを融合し、3社の知見を活かすことで、患者様に安心・安全な特殊医薬品が確実に提供されるプラットフォームの構築を目標とし、検討を進めてまいります。

PHCHDは、糖尿病ケア、診断、ライフサイエンス、ヘルスケアIT事業において、付加価値の高い製品・サービスを提供するグローバルヘルスケア企業です。このたびの基本合意契約締結は、PHCの「ライフサイエンス」事業における既存製品の付加価値向上、および新たなサービスの提供につながることが期待されます。

PHCの2018年4月の社名変更に伴い、新しい事業ブランド「PHCbi」を採用したライフサイエンス事業の歴史は、1966年の薬用保冷庫の発売に始まります。高い技術と品質を誇る当製品は、国内でNO.1の市場シェア(*3)を有するまで成長いたしました。

PHCにてバイオメディカ事業部長を務める中村伸朗は、「この度の契約締結は、お客様からご評価をいただいております当社の薬用保冷庫等のハード製品に、新たにIoT技術を付加することで、より精緻な医薬品の流通管理に貢献する可能性を検討するものです。細胞治療など新しい分野のライフサイエンス研究が進むなか、PHCHDは、医療従事者や研究者の皆さまのニーズに真摯に耳を傾け、課題に適切に応える最先端の製品・サービスの提供に努めていきます。」と述べています。

(*1)

  厳格な温度・品質管理が必要な医薬品や、治療対象患者が極めて少ない医薬品等。

(*2)

ID情報を埋め込んだRFタグから、電磁界や電波などを用いた近距離(周波数帯によって数cm~数m)の無線通信によって情報をやりとりするもの。

(*3)

出典:富士経済「ティッシュエンジニアリング関連市場の最新動向と将来性2018」(2017年実績)。
 

<PHCホールディングス株式会社について>

PHCホールディングス株式会社は、2014年に設立され、傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス株式会社などを持つグローバルヘルスケア企業です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とし、糖尿病ケア、診断、ライフサイエンス、ヘルスケアITの事業分野において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2017年度のグループ連結売上高は1,926億円、世界125カ国以上のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。2018年4月にパナソニック ヘルスケアホールディングス株式会社より社名変更しました。
www.phchd.com/jp/

<アルフレッサ株式会社について>

アルフレッサは、お得意様や患者様が必要とする医薬品等を必要な時に、必要な量を、必要な場所へ「安心・安全・高品質」にお届けする社会的使命を担っております。東名阪、甲信越および九州を営業エリアとし、医薬品、検査試薬、医療機器などの国内外のメーカーをほぼすべて取り扱う「フルラインの品揃え」とそれを支える「万全の品質管理と安心・安全の納品体制」に加え、質の高い「情報提供力」によりお得意様や患者様の多様なニーズに柔軟に即応出来るよう取り組んでおります。
www.alfresa.co.jp

<富士通エフ・アイ・ピー株式会社について>

富士通エフ・アイ・ピーは1977年に設立しました。受託計算やソフトウェア開発から始まった事業は、時代のニーズに応えながらEDI(*4)やシステムインテグレーションを経て、データセンターを基盤としたアウトソーシング、SaaS(*5)、クラウドへと拡大。現在、自治体や流通など様々な業界のお客様に向けて、安心・安全で、高品質かつ高コストパフォーマンスのICTサービスを提供しています。ライフサイエンス・ヘルスケア分野においても各種ソリューションを提供しており、特に医薬品卸に対する業界EDIサービス、製薬企業に対する医薬品安全性管理ソリューションにおいては長年お客様と共に歩み続けそれぞれ業界No1のシェアを有しています。
www.fujitsu.com/jp/fip

(*4)

  EDI (Electronic Data Interchange):商取引に関する情報を標準的な書式に統一して、企業間で電子的に交換する仕組み。

(*5)

SaaS (Software as a Service):ネットワークを利用してアプリケーション機能をサービスとして提供するサービス形態。


Contacts

【お問い合わせ先】
PHCホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション部 岡田 昌代
電話:03-6778-5311

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