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2020年3月4日 (水)
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ラテンアメリカにおいて革新的な医薬品の患者アクセスへの傾注をさらに先鋭化

本取引によりレバレッジ低下をさらに加速

大阪--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)(「武田薬品」)は本日、ラテンアメリカ限定の一部ノンコア製品ポートフォリオを総額8億2500万米ドルでハイペラ(「ハイペラ・ファーマ」)に売却する契約を締結したと発表しました。ハイペラ・ファーマはブラジル最大の製薬企業であり、ブランド化処方薬、コンシューマーヘルス医薬品、ブランド化ジェネリック医薬品の分野で有力な地位を築いています。

本ポートフォリオには、武田薬品のグロース&エマージング マーケッツ ビジネス ユニットが担当する地域の一部であるブラジル、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、エクアドル、パナマ、ペルーで販売している一般用医薬品と処方薬が含まれます。

武田薬品のグロース&エマージング マーケッツ ビジネス ユニットのプレジデントを務めるリカルド・マレクは、次のように述べています。「武田薬品は依然として新興市場とラテンアメリカに強くコミットしています。今回の売却により、当社はこれらの国々における投資の力点を消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤、がん、神経精神疾患の領域における当社の極めて革新的な医薬品に置くことができます。そうすることにより、複雑な希少疾患に罹患する患者さんの未充足ニーズを満たすことに貢献していきます。同時に、当社はハイペラ・ファーマが買収対象製品を途切れることなく患者さんに利用していただく上で有利な立場にあると確信しています。」

今回は過去12カ月間で5件目の売却であり、約100億米ドルのノンコア資産を売却するという当社の目標達成に貢献します。武田薬品は、これらの売却で得られる資金を引き続き負債の減額に充て、2022年3月から2024年3月に純有利子負債/調整後EBITDA倍率を2倍にするという当社の目標に向け、迅速なレバレッジ低下をさらに加速させていきます。

武田薬品は既に、2019年5月に4億米ドルでTachoSil®のエチコンへの売却を、2019年7月には最大53億米ドルでXiidra®のノバルティスへの売却を、2019年10月には中近東・アフリカ諸国におけるノンコア資産の2億米ドル以上でのアシノへの売却を、2019年11月にはロシア、ジョージア、独立国家共同体諸国におけるノンコア資産の6億6000万米ドルでのスタダへの売却を発表しました。

今回の売却取引で対象となるノンコア製品の2018会計年度の売上高は2億1500万米ドルであり、Neosaldina®、Nesina®、Dramin®などの主要製品の販売によって牽引されています。

信頼されているこれらの製品は引き続き患者さんのニーズを満たす上で重要な役割を担いますが、武田薬品の世界的長期戦略の中軸として当社が選定した事業領域、すなわち消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤、がん、神経精神疾患には該当しません。今回の売却により、当社はポートフォリオの簡素化を通じて、主要事業領域へのさらなる傾注が可能になります。

武田薬品のCosta Saroukos最高財務責任者(CFO)は、次のように述べています。「武田薬品は今回の発表を節目に、レバレッジ低下を加速しながら当社ポートフォリオを簡素化・最適化するという当社の戦略がまた前進しました。当社は、主要事業領域と革新的な医薬品パイプラインに今後も傾注することで、世界的な研究開発駆使型バイオ製薬リーダーとしての地位を強化するとともに、患者さんや株主の皆さんにさらなる価値を提供していきます。」

本取引の詳細について

武田薬品は、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、エクアドル、パナマ、ペルーで販売している一般用医薬品と処方薬の医薬品資産の一部について、約18種の製品ポートフォリオの権利・権原・利益を総額8億2500万米ドルでハイペラ・ファーマに売却する契約を締結しました。

本契約の条項の下、売却資産を支える販売担当従業員約300人には、本取引の完了に伴い、ハイペラ・ファーマへ移籍する機会が与えられるものと見込んでいます。

また、武田薬品とハイペラ・ファーマは、これらの製品を当社が引き続き製造してハイペラ・ファーマに供給する製造・供給契約を締結しました。

本取引は2020年の後半に完了する見込みであり、通常の完了条件を満たす必要があります。それまでの間、武田薬品がこれらの製品を所有し、患者さんがこれらを確実に利用できるようにする責任を担います。

武田薬品は本取引において、バンクオブアメリカ・セキュリティーズ(財務顧問)およびホワイト&ケース(法務顧問)から助言を受けました。

武田薬品工業株式会社について

武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品のミッションは、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献することです。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80カ国で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。

詳細情報についてはhttps://www.takeda.comをご覧ください。

留意事項

本留意事項において、「ニュースリリース」とは、本資料(添付資料及び補足資料を含みます。)において武田薬品工業株式会社(以下、「武田薬品」)によって説明又は配布された本書類、口頭のプレゼンテーション、質疑応答及び書面又は口頭の資料を意味します。本ニュースリリース(それに関する口頭の説明及び質疑応答を含みます。)は、いかなる法域においても、いかなる有価証券の購入、取得、申込み、交換、売却その他の処分の提案、案内若しくは勧誘又はいかなる投票若しくは承認の勧誘のいずれの一部を構成、表明又は形成するものではなく、またこれを行うことを意図しておりません。本ニュースリリースにより株式又は有価証券の募集を公に行うものではありません。米国1933年証券法に基づく登録又は登録免除の要件に従い行うものを除き、米国において有価証券の募集は行われません。本ニュースリリースは、(投資、取得、処分その他の取引の検討のためではなく)情報提供のみを目的として受領者により使用されるという条件の下で(受領者に対して提供される追加情報と共に)提供されております。当該制限を遵守しなかった場合には、適用のある証券法違反となる可能性がございます。

武田薬品が直接的に、又は間接的に投資している会社は別々の会社になります。本ニュースリリースにおいて、「武田薬品」という用語は、武田薬品およびその子会社全般を参照するものとして便宜上使われていることがあり得ます。同様に、「当社(we、usおよびour)」という用語は、子会社全般又はそこで勤務する者を参照していることもあり得ます。これらの用語は、特定の会社を明らかにすることが有益な目的を与えない場合に用いられることもあり得ます。

将来に関する見通し情報

本プレスリース及び本プレスリリースに関して配布された資料には、武田薬品の見積もり、予測、目標及び計画を含む当社の将来の事業、将来のポジション及び業績に関する将来見通し情報、理念又は見解が含まれています。将来見通し情報は、「目標にする(targets)」、「計画する(plans)」、「信じる(believes)」、「望む(hopes)」、「継続する(continues)」、「期待する(expects)」、「めざす(aims)」、「意図する(intends)」、「保証する(ensures)」、「だろう(will)」、「かもしれない(may)」、「すべきであろう(should)」、「であろう(would)」「することができた(could)」、「予想されるanticipates)」、「見込む(estimates)」、「予想する(projects)」などの用語、同様の表現、それらの否定表現を含むことが多いですが、それに限られるものではございません。この書類における将来見通し情報は、この書類の発表日における当社の推定及び前提に基づくものです。かかる将来見通し情報は、当社または当社の役員による、将来の業績に関する保証を表するものではなく、既知及び未知のリスクと不確実性その他の要素を伴います。リスクと不確実性には、日本と米国の一般的な経済条件を含む当社の世界的な事業を取り巻く経済状況、競合製品の出現と開発、関連法規の変更、製品開発計画の成功または失敗、規制当局による判断とその時期、金利及び通貨為替レートの変動、市場で販売された製品または製品の安全性または有効性に関するクレームまたは懸念等、買収対象企業とのPMI(買収後の統合活動)の時期及び影響、武田薬品の事業にとっての非コア資産を売却する能力及びかかる資産売却のタイミングが含まれますが、これらに限られません。これらにより、当社の実際の業績、経営結果、財務内容は、将来見通し情報において、明示または暗示された将来の業績、経営結果、財務内容とは、大きく異なる可能性があります。当社の業績、経営結果または財務状況に影響を与え得る事項の詳細に関しては、武田薬品が米国証券取引委員会に提出したForm 20-Fによる最新の年次報告書の”第3項重要事項 - D.リスクファクター”及び他の報告書をご参照ください(https://www.takeda.com/investors/reports/sec-filings/又はwww.sec.govにおいて閲覧可能)。武田薬品の将来の業績、経営結果又は財務状況は、将来見通し情報において明示又は暗示されたものと大きく異なることがあり得ます。本プレスリリースの受領者は、将来見通し情報に過度に依存するべきではありません。武田薬品は、法律ないし証券取引所規則で要求される場合を除き、本プレスリリースに含まれる、または当社が提示するいかなる将来見通し情報を更新する義務を負うものではありません。過去の実績は将来の経営結果の指針とはならず、また、本プレスリリースにおける武田薬品の経営結果は武田薬品の将来の経営結果を示すものではなく、また、その予測、予想または見積もりではありません。

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