ベロダイン・ライダーがNHTSAの計画でNCAPを更新するよう提案 : 医療・医薬情報業界インデックス

ビジネスワイヤ提供プレスリリース

2021年1月18日 (月)

ベロダイン・ライダーがNHTSAの計画でNCAPを更新するよう提案

ベロダイン、車両の安全性を向上させるために政府と業界の連携を促す

米カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- ベロダイン・ライダー（Nasdaq：VLDR、VLDRW）は本日、米国運輸省道路交通安全局（NHTSA）の計画で新車評価プログラム（NCAP）を更新するよう推薦しました。このNHTSAへの提案は、4つの先進運転支援システム（ADAS）機能をNCAPに追加し、進展を見せる最新の安全技術を取り入れ、消費者が待ち望んでいた情報を提供するものです。

NCAPは、車両の安全性能を評価する米国政府の最初の消費者情報プログラムです。NCAPにADAS技術を追加するというNHTSAへの提案には、対歩行者自動緊急ブレーキ、車線維持支援、ブラインドスポット警告、ブラインドスポットインターベンションが含まれます。この提案では、ADAS技術向けNHTSA評価システムを開発するための最良の方法について、意見を求めています。また、すべての新車に表示して、消費者に重要な車両情報を提供するモンロニーステッカーでこの情報を伝えるという手法の可能性についても、意見を求めています。

ベロダイン・ライダーの製品・品質担当シニアバイスプレジデントであるMircea Gradu博士は、次のように述べています。「NHTSA提案は命を救う潜在力があります。NCAPへのADAS追加は、自動車の安全機能を進歩させ、それらの機能によって可能なことと不可能なことを消費者に教える上で素晴らしい前進となります。ベロダインはかねてより、ADAS機能を標準化し、ADASの性能レベルを測定する評価システムを確立する方法について、NHTSAや自動車安全に取り組むその他の指導的組織とかかわってきました。私たちは、同局およびすべての関係者と協力して、この重要なイニシアチブを遂行したいと強く考えています。」

ベロダインは、ライダーセンサーの試験と、ADASシステムの安全基準の策定に長年にわたり専心してきました。NHTSAの新しい計画により、ベロダインは当社の知見を共有し、ライダー中心のADASシステム（日没後の性能が優れ、現在のレーダーとカメラをベースとするADASソリューションよりも優位に立つ）の機能に重点を置くことができます。ライダーは自ら光を放射します。そのレーザービーム列は、日光の中だけでなく暗闇の中でも環境を正確に認知できます。ライダーは長い間にわたり自律走行の重要なセンサーでした。ベロダインは現在、ADAS車両の安全性確保にライダー技術を適用する取り組みを行っており、安全性と保護を高めるソフトウエアとライダーシステムソリューションを提供する計画です。

ファイブダイヤモンドのADAS評価システム

ベロダインは長年にわたり、消費者、企業、政府、公安、コミュニティーを対象に、先進運転機能の安全性と移動性の利点に関する理解を深めることに傾倒しています。これらの取り組みの中には、ADAS機能の性能評価を標準化して確立するためのファイブダイヤモンド評価システムの枠組みの策定があります。このシステムは、市場の透明性を推進し、ADAS技術の最大のプラス効果を促進するものです。

この5段階評価システムでは、ダイヤモンドを使用して、車両システムの性能における重要な達成度を示します。このファイブダイヤモンド評価システムに含まれる基本的なADAS技術は、適応走行制御、車線維持支援、自動緊急ブレーキ、自動緊急ステアリング、ブラインドスポットモニタリングです。

ベロダインが提案のシステムを示したのは、NHTSA、SAEインターナショナル、米国道路安全保険協会（IIHS）、国家運輸安全委員会（NTSB）、モビリティー試験・標準化のための国際アライアンス（IAMTS）を含む組織に、性能記述の改良と定量化を促すためです。ベロダインは、「ADAS機能評価システム：新しい業界標準の提案」と呼ばれる評価システムに関するホワイトペーパーを作成しました。

ベロダインは、ADAS評価システムの結果をモンロニーステッカーに組み込むことができるようにするという構想を持っています。ベロダインは、政府と業界が評価できるように提案したADAS評価ラベルを開発しました。NHTSAが開発した現行の耐衝撃性ラベルと同等のもので、これは車を購入する前の消費者に車両のADAS機能について知らせるために使用できます。

歩行者の夜間の危険を減らすためにADASを改善

ベロダインは、夜間の暗い時間帯のシナリオでのADAS性能の試験を増やすことも求めています。この拡大は、現在の試験プロトコルの不十分な部分に対処するものです。現在のプロトコルは主に日中の状況を検討するもので、夜間の暗い状況で性能が低下するADAS機能では歩行者に対するリスクの大部分を見落とします。

NHTSAの報告によれば、米国では毎年6000人以上の歩行者が交通関連の衝突事故で死亡しており、死亡事故の大多数は暗い状況で発生しています。NHTSAと米国自動車協会（AAA）の独立試験によれば、カメラとレーダーの技術を利用した対歩行者自動緊急ブレーキ（PAEB）を採用した現行のADASは、暗い状況での歩行者を守れないことが多々あります。

ベロダインは、現実の条件を反映させるため、PAEBの試験プロトコルを拡大して、夜間の暗い条件で実施する試験を盛り込むように提案しています。この変更により、一般の人々が守られ、さまざまな歩行者検知システムの機能と限界に関する有益な情報が消費者に提供されることになります。

この提案は、ベロダインのホワイトペーパー「暗い夜間の条件下における対歩行者自動緊急ブレーキ（PAEB）の改善」で取り上げています。このホワイトペーパーには、ベロダインが実施した夜間のPAEB試験の結果も含まれています。試験では、カメラとレーダーベースの技術が使用されている高評価のPAEBシステムと、ベロダインのVelarray H800センサーとVella™ソフトウエアを使用したベロダインのPAEBシステムを評価しました。これらの夜間条件では、カメラとレーダーベースのPAEBシステムは5つのシナリオすべてで失敗しましたが、ライダーベースのシステムは試験のすべての条件で衝突を回避しました。

ベロダイン・ライダーについて

ベロダイン・ライダー（NASDAQ：VLDR、VLDRW）はリアルタイム・サラウンドビュー・ライダー・センサーを発明して、自律技術の新時代をもたらしました。ベロダインは初のライダー専業の公開企業であり、当社の画期的なライダー技術の幅広いポートフォリオは世界で定評があります。ベロダインの革命的なセンサーおよびソフトウエア・ソリューションは柔軟性、品質、性能を提供し、自律走行車、先進運転支援システム（ADAS）、ロボット工学、無人航空機（UAV）、スマートシティー、セキュリティーなどの幅広い産業のニーズに対応しています。ベロダインは絶えず革新を追求することで、あらゆる人々のために安全なモビリティーを推進し、生活と地域社会を変革することに力を注いでいます。詳細については、www.velodynelidar.comをご覧ください。

将来見通しに関する記述

本プレスリリースには、1995年米国民事証券訴訟改革法の「セーフハーバー」条項の定義による「将来見通しに関する記述」が含まれます。これには過去の事実を除くすべての記述が含まれますが、それに限定されず、ベロダインの対象市場、新製品、開発努力、競争に関する記述が含まれますが、これらに限定されません。本プレスリリースで、「推定する」、「予測される」、「期待する」、「予想する」、「予測する」、「計画する」、「意図する」、「考える」、「求める」、「かもしれない」、「するだろう」、「あり得る」、「すべきである」、「将来」、「提案する」といった言葉やその変化形、類似の表現（もしくはそうした言葉や表現の否定形）は、将来見通しに関する記述であることを特定するために使用されています。これらの将来見通しに関する記述は、将来の業績、状況、結果を保証するものではなく、多くの既知および未知のリスク、不確実性、仮定、その他の重要な要因を含んでおり、その多くはベロダインの管理が及ばないものであり、実際の結果または成果が将来見通しに関する記述で示されたものと大きく異なる場合があります。実際の結果または成果に影響を与え得る重要な要因として、ベロダインが成長を管理する能力、ベロダインが事業計画を実行する能力、ベロダインの顧客が製品を商品化する能力およびそれら製品の最終的な市場での受容に関する不確実性、COVID-19パンデミックがベロダインおよびその顧客の事業に与える不確実な影響、当社製品の市場規模に関するベロダインの推定の不確実性、ベロダイン製品が市場で受容される速度および程度、存在するもしくは利用可能になるかもしれないその他のライダーおよびセンサー関連の競合製品や競合サービスの成功、ベロダインが買収を特定して統合する能力、ベロダインの現在の訴訟やベロダインが関与する可能性のある訴訟、もしくはベロダインの知的財産権の有効性と強制力に関する不確実性、ベロダインの製品およびサービスへの需要に影響を与える一般的な経済および市場の状況などがあります。ベロダインは新たな情報、将来の出来事、あるいはその他の理由にかかわらず、法律で義務付けられた場合を除き、将来見通しに関する記述を更新または改定する義務を一切負いません。

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