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2021年2月26日 (金)
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米メリーランド州ゲイザースバーグ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 細胞・遺伝子治療薬製造のための材料科学ベースソリューションで業界をリードするサンゴバン・ライフサイエンシズは本日、T細胞由来の治療薬向けに特別設計した新しい細胞培養用バッグを発表しました。



T細胞を使用した治療薬は、がん治療の手法に革命をもたらしています。患者のT細胞を分離することで患者自身の免疫系を利用し、免疫反応を引き出すようにこれらの細胞を操作する方法が、好ましい製造法として登場しています。業界は一貫してこれら治療薬の発展を推し進めていますが、患者に求めやすい治療薬を提供する上で成功を収めるには、プロセスの効率化が最も重要な課題となっています。

フッ化エチレンプロピレン(FEP)を使用した細胞培養バッグのVueLife®ファミリーを発展させるVueLife® “HP”(高透過性)は、革新的で特許取得済みのラミネートフィルム層を取り入れており、他の単層バッグの設計と比較して、二酸化炭素と酸素の交換量を増大させるとともに、閉鎖型バッグシステムが提供する拡張性とプロセスの柔軟性を維持できます。“HP”ラミネート層による透過性の向上は、T細胞など高い呼吸速度を必要とする細胞の培養向けに特別設計したものです。

サンゴバン・ライフサイエンシズのバイオプロセスソリューション事業部門のゼネラルマネジャーであるベンジャミン・ル・ケレは、次のように述べています。「本製品の開発は、拡張性のある閉鎖システムで効率的な細胞増殖を実現するための費用効果の高い培養容器に対する市場ニーズに直接応えるものです。VueLife® “HP”は、当社の材料科学における専門性と、細胞培養における知識の結合がもたらした素晴らしい成果です。」

VueLife®細胞培養バッグのファミリーは全体として、共通のFEP培養液接触層を利用しています。FEPは、気体透過性と液体不透過性を備えながら、生物学的および化学的に不活性であるため、細胞増殖に理想的な環境を作り出します。

サンゴバン・ライフサイエンシズについて

生活の質の改善に専心するサンゴバン・ライフサイエンシズは、新しいがん治療薬の開発からバイオ医薬品の製造、薬物送達のための静注療法にいたるまで、広範な患者ケアのための高性能のコンポーネントや統合ソリューションを開発・製造しています。

当社は材料科学の専門性と共同設計サービスを有していることに加え、世界規模の品質と規制関連業務に力点を置いているため、世界のあらゆる地域に事業展開する多くの組織にとって信頼できる提携先となっています。サンゴバン・ライフサイエンシズは、その技術的専門力、世界規模の製造能力、研究開発資源を組み合わせることで、バイオプロセス、医療、製薬の分野における世界中の顧客が進展を見せながら抱えているニーズを満たすことに専心しています。サンゴバン・ライフサイエンシズは、サンゴバン傘下の一部門です。

サンゴバン傘下の企業は、私たち1人ひとりの幸福と健康、そしてあらゆる未来にとって大事な要素となる材料やソリューションを設計・製造・販売しています。これらの材料やソリューションは、私たちの住まいや日常生活のいたるところ、すなわち建物や交通機関、インフラや多くの産業アプリケーションで目にすることができます。これらの製品は快適さや高い性能と安全を提供すると同時に、持続可能な建築や資源効率、気候変動の課題に対処するものです。サンゴバンは70カ国で事業を展開し、世界各国に18万人以上の従業員を擁しています。当社の2019年の売上高は426億ユーロでした。

www.celltherapy.saint-gobain.com/products/cell-culture-processing-bags/vuelife-hp-series

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