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2021年9月27日 (月)
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  • アルツハイマー病と認知症は、世界で5500万世帯以上に影響を及ぼし、2019年に世界経済に1兆3000億米ドルの損失を与え、今後10年間で20兆ドルの累積損失をもたらすと推定される
  • 1月の設立以後にDACは設立段階の資金調達をほぼ完了し、何百人もの専門家の見解を基に策定した事業計画に基づき、いくつかの重要なイニシアチブを通じて既存の活動を連携・発展させることで、アルツハイマー病の危機と闘うためのこれまでで最も意欲的な世界的取り組みを準備中

ジュネーブ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)--Davos Alzheimer's Collaborative(DAC)は、アルツハイマー病に立ち向かうために世界の力を動員している国際的マルチステークホルダー・パートナーシップです。DACは本日、設立段階の資金調達をほぼ完了し、アルツハイマー病の研究・予防・ケアを前進させてアルツハイマー病との闘いを前進させるため、幾つかの重要なイニシアチブを開始したと発表しました。



最近のWHO報告書によると、アルツハイマー病と認知症は世界で5500万世帯以上に影響を及ぼし、2019年に世界経済に約1兆3000億米ドルの損失を与えています。この年間損失は、予測される症例数の増加とケアコストに基づいて、2030年までに2兆8000億ドルに増加する見通しです。これらの数字を平均して2030年までの年間コストを約2兆ドルと想定すると、この疾患は今後10年間で世界経済に累積で20兆ドルの損失をもたらすと推定されます。

世界的に平均寿命が急速に延びていることから、2050年までにアルツハイマー病患者の70%以上が低・中所得国(LMIC)居住者となり、LMICの成長の可能性を阻害し、LMICと高所得国の間における健康面と経済面の格差を広げることが予測されます。対照的に、世界人口の80%以上を欧州系以外の人が占めるにもかかわらず、ゲノム解析の80%近くが欧州系の人に由来しています。

治療の新たな進歩が、この分野への投資とイノベーションを推進しており、変化は勢いを増し、医療システムにとっては今後数年でアルツハイマー病患者の治療に起こる劇的な変化に備える必要が急迫しています。

DACチェアのGeorge Vradenburgは、次のように述べています。「今こそ、アルツハイマー病について行動を起こす時です。WHO、G7、G20を含むさまざまな国際機関が近年、この健康上の危機に対して一致協力して世界的な行動をただちに起こす必要があることを認識したコミットメントを行っています。DACはこうした行動の呼びかけに対する答えであり、これまでの活動で欠けていることが多かったスピードと規模をもたらすものです。COVID-19のパンデミックは、迫り来る公衆衛生の崩壊に対処するために、幅広く連携したステークホルダーの協力体制をすばやく動員できることを示しました。しかしまた、COVID-19は世界に対して確固とした準備計画、つまり、早期の組織的な検査と特定、実情を反映するデータへの即時のアクセス、新しい治療法の開発と検査のための継続的な世界規模の治験準備体制が整ったシステム、リソースが十分な環境でも不足している環境でも適切な患者へ時宜を得た適切な介入を行うための準備のある医療システムを持たなくてはならないことを知らしめました。そして最も重要なことは、普遍的で公平な対応を確実に行うために、最初からあらゆる国を関与させ、あらゆる分野を結集する必要があります。」

DACは、各分野を横断した既存の取り組みを連携させ、規模を拡大し、それを基に構築することで、アルツハイマー病の危機と闘うための意欲的な世界的取り組みを取りまとめています。DACは、この使命を、この分野の何百人もの専門家による科学的・実務的な知見に基づいた主要イニシアチブを通じて前進させています。

  • 世界的コホート:インターナショナル・ワンハンドレッドK+コホート・コンソーシアム(IHCC)やその他のパートナーと協力し、世界の科学界と産業界の人材を結集するために、各地の研究者が利用できるデータと共に、アルツハイマー病を食い止める新しい手がかりを探すため、アルツハイマー病を世界的な多様性の中で再現する100万人のコホートを構築しています。運営の最初の6カ月で、アフリカ、アジア、南米に広がる12のコホートをつなげ、さらに20以上の追加のコホートを検討中です。この種のもので初となるアルツハイマー病患者10万人のゲノムデータの複数民族と複数人種を横断した分析である多遺伝子リスクスコア(PRS)実現可能性パイロットを活用し、この多様な複合コホートにストレステストを行いました。
  • 臨床治験:DACは臨床治験にかかる時間と費用の削減を支援する一方で、臨床治験の質を向上させ、患者家族や各国が切実に必要としているイノベーションを促進しています。グローバル・アルツハイマー・プラットフォームと協力し、重要研究を推進し、新しい治験設計を実行するために北米の治験施設90カ所のネットワークと欧州の治験施設十数カ所を連携させています。また、将来的に治験を他国へ拡大するため、世界の他地域の施設の治験能力調査も行っています。さらに、新しくアフリカのアルツハイマー病臨床治験を設計しており、ロイバント・ソーシャル・ベンチャーズよりこの治験で使用する治験用新薬の調達に関する確約を得ました。
  • 医療システムの準備体制:DACはアルツハイマー病患者やアルツハイマー病の発症リスクのある人への臨床的治療の改善を目的に、新しい技術と手順を使用して新たな知見を生み出すため、医療システムに関する調査を実施しています。アルツハイマー病の早期検出を含む、診療における血液バイオマーカーや技術を駆使した手法の試験的な運用のために、現在までに米国、ブラジル、メキシコ、スコットランド、日本、ジャマイカの医療システム・パートナーを確保しました。また、こうした主力医療システムの初回の「ラーニング・ラボラトリー」を開催し、世界各地の医療システムや7カ国の政府代表者を含む各国の保健省からの参加者約200人と革新的な診療について情報を共有しました。世界保健機関は、こうした取り組みに関する技術アドバイザーを務めることに同意しました。

WHO名誉事務局長で、清華大学万科公共衛生与健康学院首任院長のマーガレット・チャン博士は、次のように述べています。「アルツハイマー病に国境はありません。しかし、この病気に一丸となった対応がなされることは少なく、とりわけ低・中所得国では患者、家族、研究者が取り残され、この苦難に対して孤独な戦いを強いられています。Davos Alzheimer's Collaborativeの活動、および新しい官民パートナーシップを通じた新たな闘いを率いる貢献は、毎年アルツハイマー病によって失われている無数の命を救い、何兆ドルもの費用の削減を可能にするでしょう。」

事業活動の最新情報

前述のイニシアチブに加えて、DACはアルツハイマーの苦難の緩和を目指す継続的な取り組みの基礎となる事業活動において、いくつかの目標を達成しました。

DACは現在スイスに本拠地を置き、米国ではIRS 501c3の地位を得ています。また、プロジェクトを進展させる取り組みにおける設立段階の2500万ドルの資金調達を完了し、加えて、イーライリリー、ロシュ、バイオジェン、エーザイ、大塚製薬、C2N、コグニビュー、ライナス・ヘルス、コグステートなどの協賛企業から、貴重な時間と人材の提供を受けています。

世界経済フォーラム創設者で会長のクラウス・シュワブは、次のように述べています。「1月の発足以来Davos Alzheimer's Collaborativeが成し遂げてきた進捗は、高まり続けるアルツハイマー病の公衆衛生上の危機に対する世界的な協力の下での対応への喫緊のニーズを示していると言えます。ワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVI)や感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)など世界経済フォーラムをきっかけに立ち上がったイニシアチブの先例にならい、Davos Alzheimer's Collaborativeは世界で数億人の患者、その家族、介護者に苦しみを与えているこの疾病との闘いに、新たに協調的なエネルギーと世界的なビジョンをもたらしています。」

DAC創設委員会の委員は、2022年の優先事項やその先の活動に向けて、DACを主導します。DACのリーダーシップ・グループ・メンバーの全リストは、こちらでご覧になれます。

米国国立衛生研究所元所長でサノフィ元R&D担当プレジデントのエリアス・ゼフーニ・ジョン・ホプキンス大学名誉教授は、次のように述べています。「DACは、アルツハイマーに対する科学的闘いのスピードと規模を改善するために、最高の知性を集めています。アルツハイマー病、データ・サイエンス、デジタル技術の専門家の見解に基づいた行動計画を策定してきました。さまざまなイニシアチブを通じて、計画の実行を開始できることをうれしく思います。」

DACは、2021年11月のローザンヌVIIIワークショップ、および2022年1月の世界経済フォーラム年次総会で、これらの目標に向けたさらなる進捗について発表する予定です。

Davos Alzheimer's Collaborativeについて

世界経済フォーラムの2021年ダボス・アジェンダ会議で発足したDavos Alzheimer's Collaborativeは、アルツハイマー病が患者、介護者、医療インフラに突きつけている課題に対する連携した世界的対応の新しいビジョンに向けたステークホルダーの協調に注力するマルチステークホルダー・パートナーシップです。世界経済フォーラムおよびアルツハイマー病に関するグローバルCEOイニシアチブ(CEOi)により開催され、2050年までに推計1億5000万家庭と5億人に達すると推計されるこの疾病により避けがたい影響を受ける人々へサービスを提供するというミッションによって促されるDACは、あらゆる場所のあらゆる人へ恩恵を届けるための協力体制です。

編集者への注記

DACリーダーシップとパートナーからの追加のコメントが付属しています。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


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