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2021年11月15日 (月)
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HROチャンピオンの認定は、データの透明性を保ち、安全で信頼できる医療機関になるとの約束に基づく継続的な取り組みを裏付けるもの

米カリフォルニア州アーバイン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 医療過誤は、世界中で毎年300万人近くの人々の命を奪っています。航空や原子力発電のように高リスクの他のどんな産業でも、このような数字は許容されるものではありません。医療産業では依然としてこのような事態を許容しており、患者とスタッフは危険にさらされています。2030年までに世界で予防可能な患者の被害と死亡をゼロにすることに傾倒している世界的な非営利団体である患者安全運動財団(PSMF)は、この目標を達成するためには、患者に対しケアを提供する医療組織が高信頼性組織(HRO)として機能し、予防可能な医療被害を減らすと約束する必要があると考えています。PSMFは、これを支えるべく、新たにHROチャンピオンプログラムを創設し、こうした活動を約束した医療組織として最初の7組織を認定したことを発表します。これらHROチャンピオンは、カイザー・パーマネンテ・ノーザン・カリフォルニア、パリッシュ医療センター(フロリダ州タイタスビル)、オスピタル・プエブラ(メキシコ、プエブラ)、オスピタレス・スター・メディカ(メキシコ、メキシコシティー)、オスピタル・マテルノ・インファンティル・イラプアト(メキシコ、イラプアト)、オスピタル・デ・エスペシアリダデス・ペディアトリコ・レオン(メキシコ、サンホセデルポトレロ)、オスピタル・エスパニョール(メキシコ、グラナダ)です。


PSMFの最高経営責任者(CEO)であるマイク・ラムゼイ医師は、次のように述べています。「今回の世界的流行病は世界の医療システムで足りない部分を明らかにしたため、私たちは現在適用されているプロセスを調査し、患者安全を優先できる方法を見つけるように迫られました。当財団は、この使命を共有する医療制度を認定してまとめ上げ、それぞれのプロセスを改善して各組織における予防可能な被害を根絶ためのリソースを提供できることを誇りに思います。」

データの透明性は、被害ゼロを達成し患者安全を向上させるための極めて重要な要素であるため、新しいHROチャンピオンプログラムはデータの透明性に重点を置いています。本プログラムに参加する場合、病院や医療組織は有害事象およびニアミスのデータを年に1回届け出て、改善の効果を当ネットワークにて経時的に測定することを約束する必要があります。透明性の確保により、医療制度が説明責任を果たすだけではなく、患者も安全に関する情報にアクセスし、情報を得た上で医療の判断を下すことが容易になります。

オスピタル・エスパニョールのバイスプレジデントであるホセ・テスタス・アントン氏は、次のように述べています。「患者安全運動財団は、ケアのプロセス改善を続ける上で貴重な連携相手であることが分かっていましたが、私たちは同財団よりHROチャンピオンの認定を授かり光栄に思います。当院は、他の医療制度と情報を共有して連携し、当組織の壁を越えて患者安全と関連した情報を提供できることは、世界規模で連携しての学習の機会を創出し、患者安全を促進することに貢献すると考えています。」

カイザー・パーマネンテ・ノーザン・カリフォルニアの安全・品質・規制関連サービス担当バイスプレジデントであるロビン・ベッツ氏は、次のように述べています。「当院は、安全で信頼できる患者ケアを提供するとの揺るぎない約束とその取り組みを認められたことをうれしく思っており、患者さんの強力な支持者となって、患者さんと連携して不必要な被害の予防に当っているスタッフを褒めたいと思います。当院は、患者さんのけが、医療過誤、感染の最小化に関し、米国で最優秀の成績を収めている病院の1つです。当院は患者安全運動財団の目標に厳密に従ったプロセスを用意することで、患者さんの健康を守り、被害を避けて、最高のケアを提供することに毎日傾注している当院のケアチームが、安全上の潜在的な問題を明瞭に分かるようにしています。」

医療組織は、被害ゼロを約束することで、無料のコーチング、ワークショップ、宣伝やその他のツールを含むさまざまな利点を得るための資格を獲得します。HROチャンピオンは毎月発表され、資格を得るためのデータ提出は1年を通じてどのタイミングでも可能です。HROチャンピオンになる方法の詳細については、https://patientsafetymovement.org/take-action/organizational-action/going-above-and-beyond/hro-champions/をご覧ください。

患者安全運動財団について:米国の病院では毎年20万人以上が、世界では300万人以上が、安全でないケアにより亡くなっています。患者安全運動財団(PSMF)は、世界中で予防可能な患者の被害と死亡を根絶することを使命とする国際的非営利団体です。PSMFは、この大義を支える患者、患者擁護団体、医療提供者、医療技術企業、政府、雇用主、民間保険組織を結束させています。当財団の「実施可能な患者安全ソリューション」や、業界の「オープンデータ誓約」、そして世界患者安全・科学・技術サミットまでを駆使して、PSMFはゼロを達成するまで奮闘し続けます。詳細についてはpatientsafetymovement.orgをご覧いただき、リンクトインツイッターインスタグラムフェイスブックでPSMFをフォローしてください。

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