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2022年1月21日 (金)
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アラブ首長国連邦ドバイ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 副大統領・首相・ドバイ首長のシェイク・ムハンマド・ビン・ラシード・アル・マクトゥーム殿下は昨日、2022年ザーイド・サステナビリティー賞の受賞10組織に賞を授与されました。



授賞式は2022年アブダビ持続可能性週間(ADSW)の開幕と時を同じくして行われ、また、ドバイ首長代理・副首相・財務大臣のシェイク・マクトゥーム・ビン・ムハンマド・ビン・ラシード・アル・マクトゥーム殿下も出席しました。

シェイク・ムハンマド・ビン・ラシード・アル・マクトゥーム殿下は5部門の受賞者を祝福し、参加者が各自のコミュニティー内で持続可能な開発を達成する意欲的な目標を実現する上で、同賞が果たす重要な役割をあらためて強調しました。

今年、ザーイド・サステナビリティー賞はADSWと共にエキスポ2020ドバイと協力し、ADSW開幕式と第13回授賞式を開催しました。2つの式はドバイ・エキシビション・センターで1月17日月曜日の午前中に行われ、イベントには世界各地から数千人の参加者、および国家元首、政府閣僚、業界リーダー、各国大使など600人を超えるVIPが集まりました。

授賞式のスピーチで、シェイク・ムハンマド・ビン・ラシード・アル・マクトゥーム殿下は、次のように述べました。「アラブ首長国連邦は大統領のシェイク・ハリーファ・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下の指導の下で重要な進歩を続け、経済発展と持続可能な人間開発を振興する世界の持続可能性の課題の前進に対して貢献を継続しています。ザーイド・サステナビリティー賞は、常にこうした取り組みの先頭に立ち、はるかに多数の人々へ利益を届けることが可能なプラットフォームを通じて影響とイノベーションを提供することで、人々の苦難を和らげ生活を向上させるための道筋を定め続けています。」

シェイク・ムハンマド・ビン・ラシード殿下は、アブダビ皇太子でアラブ首長国連邦軍副最高司令官のシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下の支援、関与、指導を強調し、また、エキスポ2020ドバイで授賞式を開催すること、および先月のUAE建国50周年を記念して先ごろ発表された「Principles of the 50」(次の50年に向けた原則)が、今年の賞の背景としていかに適切であるかを力説しました。こうした国家的な取り組みはすべて「あらゆる人にとってさらに持続可能な未来を創る」という1つの目標を共有しています。

殿下は、こう続けています。「過去14年間、UAE建国の父であるシェイク・ザーイドの長期を見据えた賢明な構想と遺志が、世界で何百万人もの持続可能性の先駆者たちの情熱に火をつけ、今日のようなあらゆる分野を網羅した賞とするべく、賞の内容を向上させ多様化して当賞を新たな高みに引き上げる方向へ、私たちを導いてきました。」

イベントにはさらに、副首相兼内務大臣のシェイク・サイフ・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン中将殿下、副首相兼大統領官房大臣のシェイク・マンスール・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下、アブダビ執行評議会議員のシェイク・ハーミド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下、寛容・共存大臣のシェイク・ナヒヤーン・ビン・ムバーラク・アル・ナヒヤーンも出席し、加えて各国元首、閣僚、UAEおよび諸外国の他の上級要人、そして過去の受賞者と2022年最終選考者も参加しました。

賞金300万米ドルの当賞はUAEの先駆的な持続可能性賞であり、中小企業(SME)、非営利組織(NPO)、世界のハイスクールをその革新的で影響力のある意欲的な持続可能性と人道主義的ソリューションについて表彰するものです。当賞は過去の受賞86組織を通じて、2008年以来世界150カ国で3億7000万人以上の生活に変化を与えてきました。健康、食料、エネルギー、水資源の部門で受賞者はそれぞれ60万米ドルを受け取り、グローバル・ハイスクール部門では、世界の6つの地域を代表する6校の受賞者が選ばれ、各受賞者には最大10万米ドルが授与されます。

グローバル・ハイスクール部門について、殿下は未来の持続可能な開発の推進力として将来の指導者となる若者の能力を強化し、急速に変わりゆく世界で社会文化的・経済的発展に対する影響を前進させる上で、若者が効果のある形で重要な役割を担えるよう奨励することの大切さを強調しました。

また殿下は、より広範なレベルで、多くの学生主導の提案が示した先見性と質の高さを讃え、個人、地域社会、世界レベルでの影響の可能性について言及しました。

「健康」部門では、アルゼンチンのMamotestが、遠隔放射線診断とリモート解析により、診断と命を救う医療サービスへのアクセスを向上させる取り組みで受賞しました。Mamotestは現在、乳がんの影響を受けている58万2697人の受益者に質の高い医療へのアクセスを提供するセンターを展開しており、これを5年間で100万人以上の規模へ拡大する計画です。また、Mamotestは確実なペイシェント・ジャーニーのフォローアップも実現しており、Mamotestのシステム内で診断された女性の87%が命を救う治療を適時に受けることができました。さらに、Mamotestは現在までに5000件以上の診断を無事に行い、数百万人の女性の意識喚起に貢献しました。

インドのS4S Technologiesは食品保存と乾燥システムでの重要な活動により「食」部門の受賞者となりました。この中小企業は現在3万5820人に直接影響を与えており、5年間でこの活動を1000万人規模に拡大する計画です。

農村部の女性を支援し、新技術を活用して食品廃棄物を減らし、農家の収入を向上させることに努力しており、女性農家の収入を拡大させる太陽光発電技術の導入を進めています。経済的機会に支えられたジェンダー平等を支援する取り組みの一環として、S4S Technologiesはマイクロ起業家に転身した女性農家455人に追加の収入を提供し、年間の利益を50~200%増加させました。

「エネルギー」部門では、バングラデシュのSOLshareは、国内の農村地域での効率的な配電を可能にするピアツーピアのエネルギー交換ネットワークのための相互接続されたマイクログリッドを構築しました。エネルギー管理の取り組みにより2022年度の賞を獲得したこの組織は、現在合計で3万5300人に利益をもたらしており、今後5年間で200万人に影響範囲を拡大する計画です。

SOLshareは1000家庭以上に85MWhを超える追加のクリーンエネルギーへのアクセスを提供しており、グリッド内の約500の起業家に貢献しています。その結果、起業家の25%を占める女性は大幅な増収を実現しています。

シンガポールの中小企業のWateroamは携帯用浄水器を使って災害時や農村部のコミュニティーに貢献することで、汚染された水という世界的な問題に取り組み、「水」部門の受賞者となりました。Wateraomの安全な飲料水ソリューションはきれいな飲料水を毎日入手できるようにし、世界38カ国で15万人以上に恩恵をもたらしています。今後5年間で影響を与える範囲を100万人に広げる計画です。

審査委員長で元アイスランド共和国大統領のオラフル・ラグナル・グリムソン氏は次のように述べています。「今年の受賞者が提示した独創性、構想、規模拡大の可能性のレベルは本当に素晴らしく、希望を抱かせるものでした。持続可能性の世界は、課題は多いものの決然とした視点で将来を見据えています。すべての受賞者の皆さまが、自国内外の弱い立場にあるコミュニティーの将来的な経済成長と繁栄の要となり、また、国際連合の持続可能な開発の主要目標に大きな貢献を果たすであろうと確信しています。」

UAE産業・先端技術大臣でザーイド・サステナビリティー賞事務局長のスルターン・アーメド・アル・ジャーベル博士は、次のように述べています。「UAEの賢明な首脳陣の指導と故シェイク・ザーイドの不朽の遺志に従い、当賞は世界各地の多数のコミュニティーに現実的で意味のある長期的な影響を与え続けています。こうした成果により、現在までに3億7000万人以上の生活に恩恵をもたらしてきたことで、当賞は変化の推進役として、10年以上にわたり世界的な評価を得てきました。」

アル・ジャーベル閣下は、さらにこう述べています。「ザーイド・サステナビリティー賞授賞式を、ADSWの開幕式と共にエキスポ2020ドバイで開催したことは、この国の経済成長への先進的で包摂的なモデルを特徴づける、持続可能で人道的な開発に対するUAEの注力をあらためて示すものです。」

「現在の96組織の受賞者と、より良い世界を築くという共通の取り組みのおかげで、暗がりで暮らしてきたコミュニティーは生活に欠かせないソーラー照明で明るく照らされ、何百万人もの子供たちが安全な飲料水を手に入れることができ、持続可能な食料ソリューションにより飢餓と栄養不良を撲滅する活動が進められ、世界の遠隔地で命を救う医療へのアクセスが改善されています。」

賞事務局長は、UAE主導の人道イニシアチブ「Beyond2020」を通じて当賞が達成した影響と地理的範囲の拡大について強調し、スピーチを終えました。Beyond2020は、複数の有力なUAEと世界のパートナーと協力して、世界各地の弱い立場にあるコミュニティーに対して、過去の受賞者と最終選考者によって開発された重要な持続可能性ソリューションの寄贈を行ってきました。

グローバル高校部門では、世界の各地域を代表する6校が賞を獲得し、高校は学校または地域社会向けに開発したソリューションを構築または強化するプロジェクト案を提出します。2012年に導入されたこの部門の目的は、若者がより持続可能な未来に貢献するパイオニア、イノベーター、サステナビリティー提唱者となるよう奨励することです。

2022年の受賞者は米州代表のInstituto Iberia(ドミニカ共和国)、欧州・中央アジア代表のLiceo Europeo(スペイン)、中東・北アフリカ地域代表のEastern Mediterranean School(イスラエル)、サハラ以南アフリカ代表のSayidina Abubakar Secondary School(ウガンダ)、南アジア代表のHira School(モルディブ)、東アジア・太平洋地域代表のUWC ISAK(日本)です。

ザーイド・サステナビリティー賞について

ザーイド・サステナビリティー賞は、建国の父である故シェイク・ザーイド・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーンの遺志を讃え、2008年にUAE指導者によって設立されました。この賞はUAEの先駆的な世界的な賞であり、中小企業(SME)、非営利組織(NPO)、世界のハイスクールをその革新的で影響力のある意欲的な世界各地での持続可能性と人道主義のソリューションについて表彰するものです。

ザーイド・サステナビリティー賞は、影響力のある持続可能なソリューションの推進に取り組む世界のパイオニアとイノベーターを称賛・表彰しています。

過去14年間で、当賞は96組織の受賞者に授与されました。受賞者は全体として、世界で3億7000万人以上の生活に好影響を与えてきました。ザーイド・サステナビリティー賞は、健康、食料、エネルギー、水資源、グローバル高校の各部門に分かれています。

詳細については、www.ZayedSustainabilityPrize.comをご覧ください。また、ソーシャルメディア・プラットフォーム(ツイッターフェイスブックインスタグラムユーチューブ)をご覧ください。

*配信元:AETOSWire

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