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2022年12月1日 (木)
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  • ソニック・ヘルスケア(ASX:SHL)は、1780万ドルを投資してマイクローバの株式の19.99%を1株当たり0.26ドルで取得し、さらに5%の株式を取得するオプションの取得を追求 - ソニックはマイクローバの戦略的持ち分を得る。
  • マイクローバとソニックは、マイクローバの微生物叢検査技術をオーストラリア、ドイツ、英国、スイス、米国、ニュージーランド、ベルギーに提供するための戦略的提携関係の初期条件について合意。
  • ソニック・ヘルスケアは世界最大級の医療診断サービス企業で、世界で4万1000人以上を雇用し、22年度の売上高は93億ドル。
  • 今回の提携により、ソニック・ヘルスケアの一次医療従事者および専門医療従事者のグローバル・ネットワークを通じてマイクローバの検査製品を販売することで、マイクローバの潜在市場が拡大すると期待される。
  • 本日発表した戦略的提携関係について、マイクローバ最高経営責任者(CEO)のルーク・レイド博士が動画で説明(https://www.youtube.com/watch?v=tKTlULw90l8)。

豪ブリスベーン--(BUSINESS WIRE)--マイクローバ・ライフ・サイエンシズ・リミテッド(ASX: MAP)(「マイクローバ」または「当社」)は、大手医療診断サービス企業のソニック・ヘルスケア・リミテッド(ASX: SHL)(「ソニック」)が1780万ドルを投資してマイクローバの株式の19.99%を取得することに合意したことを発表します。また、ソニックは、株主の承認を前提に、さらに5%の株式を保有するためのオプションの取得も目指しています。ソニックがこのオプションを行使すると、マイクローバに750万ドルの追加出資をすることになります。



マイクローバとソニックは、マイクローバの微生物叢検査技術をオーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、英国、ベルギー、スイス、米国に提供するための戦略的提携に関する拘束的な初期条件にも合意しています。

マイクローバ最高経営責任者のルーク・レイド博士は、次のように述べています。「私たちは、ヘルスケア分野の世界的リーダー企業のソニック・ヘルスケアが重要な戦略的株主およびパートナーになることを大変うれしく思います。ソニックは信頼性の高い医療診断サービスを提供するリーダーシップが世界的に高い評価を得ており、今回の提携は微生物叢検査と治療薬を世界中の臨床医と患者さんの手に届け、標準治療を向上させるという両社の利益に深く一致しています。」

ソニックとの戦略的提携により、一次医療および専門医療のための微生物叢検査サービスの国際販売が加速され、当社の検査サービスが日常的な患者管理により深く浸透することになります。」

ソニック・ヘルスケア最高経営責任者のコリン・ゴールドシュミット医師は、次のように述べています。「ソニック・ヘルスケアは、一流のラボおよびインフォマティクス技術を用いて正確で信頼性の高い医療診断サービスを提供することを誇りにしています。マイクローバとの提携は、検査医学における最先端の開発に投資するという当社の約束に基づく取り組みを例証するものです。私たちは微生物叢検査が今後の病理検査で重要な部分を占めるとみており、この提携関係の可能性と、マイクローバの技術がソニックの世界事業、紹介臨床医、そして患者さんに提供する機会に大いに期待しています。」

ソニックがマイクローバの戦略的持ち分を取得

ソニックは、新規の完全払い込み済み普通株式(本株式)の発行により、マイクローバの株式19.99%を取得する株式引き受け契約を締結しました。発行価格は1株当たり0.26ドルで、本発表前日までの5日間のマイクローバ株式のVWAPに対して25%の割り増しとなり、当社にとって1780万ドルの新規資本調達となります。

本株式は、ASX上場規則の7.1と7.1Aに基づくマイクローバの既存の募集枠内で発行されます。本株式の発行後、ソニックはマイクローバの発行済み株式資本の19.99%という重要な利害を持つ有力株主となります。

また、ソニックは、本株式の発行日から18カ月を有効期限として1株当たり33セントで行使可能な非上場オプションの取得を追求します。本オプションの行使価格は、本発表の前日までの5日間のマイクローバ株式のVWAPに対して58%の割り増しとなります。本オプションが行使された場合、本株式発行完了後のマイクローバの発行済み株式資本のさらに5%に相当しますが、オプション株は2023年2月に開催見込みの株主総会においてASX上場規則7.1の目的に照らして株主の承認を受けること、マイクローバ取締役会がその承認を推奨することを条件としてのみ発行されます。本オプションの行使は、ソニックが2001年会社法(Cth)を順守していることが条件となります。

戦略的な関係

マイクローバとソニックが締結した契約の初期条件により、ソニック・ヘルスケア・リミテッドとその子会社は、ドイツ、ベルギー、英国において、一般開業医や専門医を含むマイクローバの顧客に対して当社の微生物叢検査製品を2023年1月31日から1年間にわたり独占的に販売することが可能となっており、完全なライセンス・販売契約の成立を条件として、期間を延長することが意図されています。また、初期合意の条件では、ソニック・ヘルスケア・リミテッドとその子会社に、スイス、米国、オーストラリア、ニュージーランドにおける非独占的な販売権を提供しています。

すべてのライセンス・販売契約は、マイクローバのサービス提供と販売に関する既存の取り決めに合わせたものとなります。ライセンスと販売に関する完全な取り決めは、今後数カ月の間に最終決定される見込みです。

ソニックの最高医療責任者がマイクローバの医療諮問委員会に参加

最先端の微生物叢検査を日常診療に導入するという両社の統一的な戦略的目標に従い、ソニック・ヘルスケアのグループ最高医療責任者のスティーブン・フェアリー博士が、マイクローバの商業活動の医学的・科学的方向性を統括する医療諮問委員会に参加します。フェアリー博士は、イアン・フレイザー教授(AC)、ポール・グリフィン教授、ジェイク・ビガン教授、クリス・ホーガン博士(OAM)からなるマイクローバの医療諮問委員会の著名な医療専門家グループの一員になります。ソニックは現在、マイクローバの取締役ポストを求めません。

ソニック・ヘルスケアについて

ソニック・ヘルスケアは、オーストラレーシア、欧州、北米で事業を展開する世界有数のヘルスケア・プロバイダーであり、検査医学/病理学、放射線診療、一次医療サービスにおける卓越性で高い評価を受けています。世界で4万1000人以上の従業員を擁するソニックは、病理分野の民間事業者として、オーストラリア、ドイツ、スイス、英国で最大、ベルギーとニュージーランドで第2位、米国で第3位の規模を持っています。

マイクローバ・ライフ・サイエンシズ・リミテッドについて

マイクローバ・ライフ・サイエンシズは精密微生物を手掛ける企業として、人々の健康向上に強い意慾を持っています。マイクローバは、世界をリードするヒト腸内微生物叢の測定技術により、主要な慢性疾患に対する新規治療薬の創薬と開発を推進し、腸内微生物叢検査サービスを研究者、臨床医、消費者に世界規模で提供しています。マイクローバは、有力な組織との提携を通じ、微生物叢と健康・疾病との新たな関係の発見に貢献し、新しい健康ソリューションの開発を実現しています。

www.microba.com

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