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2020年8月18日 (火)
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東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 2020年江戸川ニッシュ賞は、ヒトゲノムに関する研究が評価され、ジョン・クレイグ・ベンター博士に授与されることが発表されました。江戸川ニッシュ賞委員会(www.edogawanicheprize.org)委員長のギャリ・レビ教授は、「今回の授賞は、医療を根本的に改革したヒトゲノムの同定における博士の功績を称えるものである」と話しました。



江戸川ニッシュ賞は、2018年に社会福祉法人仁生社 江戸川病院と日印再生医療センター(NCRM)によって設立された賞であり、学際的な方法で疾患の予防・診断・治療の開発につながる貢献をした医師や研究者に対して授与されるものです。ユニークな特徴として、NCRM NICHE(www.ncrmniche.org)で行われるフジオカップクイズ大会で優秀な成績を収めた学生や研究者が受賞者を推薦するという点が挙げられます。2018年、2019年の受賞者は、トロント大学(カナダ)のジェームズ・ティル教授(2018年、幹細胞の発見)、米国国立衛生研究所のスティーブン・ローゼンバーグ博士(2019年、Tリンパ球免疫療法に関する画期的な功績)でした。

ベンター博士は1946年10月14日にユタ州ソルトレイクシティーで生まれました。カリフォルニア州サンマテオ大学で学んだ後、カリフォルニア大学サンディエゴ校で生化学者ネイサン・O・カプランに師事し、UCSDで生理学および薬理学の博士号を取得しました。教授としてニューヨーク州立大学で教鞭をとった後、1984年から国立衛生研究所で研究を行いました。その後、セレラ・ゲノミクス、ゲノム研究所(TIGR)、J・クレイグ・ベンター研究所(JCVI)を設立、ヒューマン・ロンジェビティーとシンセティック・ゲノミクスの共同設立にも携わりました。

大きな功績として挙げられるヒトゲノム配列の決定、さらに合成染色体の細胞への導入により、医療はもとより、環境やエネルギーの分野でも新たなソリューションを開発する機会をもたらしました。

博士にとって、江戸川ニッシュ賞の授賞はアメリカ国家科学賞(2008年)、ガードナー財団国際賞(2002年)、パウル・エールリヒ&ルートヴィヒ・ダルムシュテッター賞(2001年)、キング・ファイサル国際科学賞(2001)などに続くものとなります。博士はタイム誌の「世界で最も影響力のある人々のリスト」に掲載されています。

授賞式の日時については、後日発表されます。

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