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2015年9月30日 (水)
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救援活動の進捗状況を2015年9月26~29日にニューヨークで開催中のクリントン・グローバル・イニシアチブ年次総会で報告

米カリフォルニア州アーバイン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- マシモ(NASDAQ: MASI)は本日、クリントン・グローバル・イニシアチブ(CGI)の2015年度年次総会で、シリアおよびイラクの難民とヨルダン市民の患者ケアの改善に役立てるため、Signal Extraction Technology®搭載のパルスオキシメーターおよびPulse CO-Oximeters®、その他医療機器として500万ドル分の寄付を行うという誓約の進捗状況を発表しました。マシモの救援活動を紹介した進捗状況報告ビデオが、「予防および回復力のある医療システムへの投資」と題された全体会議で注目されました。最初に発送した機器は既にアンマンのアルバシール病院で使用されています。残りの機器も間もなくヨルダン保健省のオフィスに到着します。またマシモはヨルダンの医師らに対し、継続的な研修と技術サポートの支援も約束しています。


シリアとイラクで起きている戦争は、進行中の人道的危機としては世界最大級のもので、推定100万人以上の人々が避難して、現在ではヨルダン国境で生活し、うち60万人以上が国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に登録されています。医療の管理は危機の中における安定にとって必須で、難民キャンプの近くに新しい病院が建設中ですが、難民の大多数は現存するコミュニティーに住み、広くヨルダンで医療サービスへの需要を増大させています。日常医療と緊急医療の両ニーズを満たす医療サービスの提供という大きな負担は、日に日に深刻化しています。

マシモの創業者で最高経営責任者(CEO)のジョー・キアニは、次のように述べています。「ヨルダンの人々は、困っている隣人に対し心を開き、国を開放しました。シリアの状況は悪化し続けています。ヨルダンの人々は英雄です。パレスチナの難民、イラクの難民、エジプトの難民、そして今度はシリアから大量に流れ込む難民を受け入れています。当社の援助計画は長期に渡るものでなければならないことは分かっていました。当社は切望されているオキシメーターやその他の医療機器、物資を寄付するだけではなく、ヨルダンの人々に対するフロントライン医療に助力するヨルダン人医師らに対し、研修機会と継続的な技術サポートを提供することに真剣な努力を傾けています。ニーズは大きなもので、数カ国だけでは引き受けることができないほど圧倒的なものです。地球市民として私たち皆がかかわりを持ち、シリアの人々やこれらを救おうとしている人々を支援する必要があります。」

ヨルダンを全力で支援するマシモの取り組みは、進行中の数件のCGIコミットメントの1つで、2014年にCGIが開催した円卓会議で約束されたものです。円卓会議では、人道的危機に関して議論するために、クリントン大統領とヨルダンのアブドッラー2世・イブン・アル・フセイン国王陛下がマシモのジョー・キアニらと会談しました。

パルスオキシメーターが提供する測定値は多くの場合、「5番目のバイタルサイン」と呼ばれています。ヨルダン政府が発表した報告書では、パルスオキシメーターは病院が備える装置として最も必要性が高いものの1つであると見なしています。パルスオキシメーターにより医療従事者は患者の血中酸素濃度をモニタリングできます。血中酸素濃度の確認は、ケアを必要とする者、病状が悪化している者としていない者を特定・識別するのに役立つため、非常に重要です。パルスオキシメーターは診療所から救急救命室、外科・集中治療室から一般病棟に至るまで広く利用されています。世界中で1億人以上の患者がMasimo SET®パルスオキシメーターによるモニタリングを受けており、100件以上の比較研究でMasimo SET®は他の技術を凌ぐことが示されました。研究者らは、Masimo SET®が、臨床診療における変化と組み合わせることで、新生児集中治療室(NICU)における早産児の未熟児網膜症(ROP)の低減をもたらし¹、CCHD(重大な先天性心疾患)スクリーニングプロトコルの一部として使用した場合にCCHDの新生児の検出率を31%上昇させる2ことを発見しました。研究者らは、術後患者をMasimo SET®で連続的にモニタリングすることで、5年の期間中に脳損傷ないし死亡を経験した患者が皆無であった4という結果を含め、転帰が改善される3ことを発見しました。Masimo Pulse CO-Oximeter®(SpHbおよびPVI)を使用した最近の研究では、術後の30日死亡率が25%低下することも示されました5

1. Castillo A, Deulofeut R, Critz A, Sola A. Prevention of retinopathy of prematurity in preterm infants through changes in clinical practice and SpO2 technology. Acta Paediatr. 2011 Feb;100(2):188-92.

2. de-Wahl Granelli A, Wennergren M, Sandberg K, Mellander M, Bejlum C, Inganäs L, Eriksson M, Segerdahl N, Agren A, Ekman-Joelsson BM, Sunnegårdh J, Verdicchio M, Ostman-Smith I. Impact of pulse oximetry screening on the detection of duct dependent congenital heart disease: a Swedish prospective screening study in 39,821 newborns. BMJ. 2009 Jan 8;338:a3037.

3. Taenzer AH, Pyke JB, McGrath SP, Blike GT. Impact of pulse oximetry surveillance on rescue events and intensive care unit transfers: a before-and-after concurrence study. Anesthesiology. 2010 Feb;112(2):282-7.

4. Taenzer et al. The Dartmouth Experience. APSF Newsletter. Spring-Summer 2012. Volume 27, No. 1, 1-28.

5. Ponsonnard S, Yonnet S, Marin B, Cros J, Ben Miled S, Nathan N. “Continuous Hb and plethysmography variability index (PVI) monitoring is associated to a decreased mortality at the scale of a whole hospital.” Proceedings of the European Society of Anaesthesiology’s Euroanaesthesia 2015 Annual Congress, May 30-June 2, Berlin, Germany, 16AP3-2, Room A1 – Poster Abstract Presentation Session, e-Board 8.

マシモについて

マシモ(NASDAQ: MASI)は革新的な非侵襲的モニタリング技術における世界的リーダー企業です。当社の使命は、非侵襲的モニタリングを新たな施設やアプリケーションに導入することで、患者ケアの転帰を改善し、コストを削減することです。1995年、当社はMasimo SET® Measure-through-Motion and Low Perfusion(体動時・低灌流時モニタリング可能)パルスオキシメトリーを発表しました。Masimo SET®は誤報を大幅に減らし、正確なモニタリングで正しい警報を発することが多くの研究で示されています。Masimo SET®の利点は独立した客観的研究100件以上により証明され、世界各国の主要な病院やその他の医療現場で推定1億人以上の患者に使用されています。2005年、マシモはrainbow® Pulse CO-Oximetry技術を発表し、それまで侵襲的な手段でのみ可能であった血液成分モニタリングを非侵襲的、連続的なものとすることを可能にしました。測定できるのは、SpO2、脈拍数、灌流指標(PI)に加え、トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)、酸素含量(SpOC™)、カルボキシヘモグロビン濃度(SpCO®)、メトヘモグロビン濃度(SpMet®)、脈波変動指標(PVI®)です。マシモと当社製品の追加情報については、www.masimo.comをご覧ください。

クリントン・グローバル・イニシアチブについて

ビル・クリントン元米国大統領が2005年に設立し、クリントン財団の取り組みであるクリントン・グローバル・イニシアチブ(CGI)は、世界のリーダーを一堂に集め、世界で最も急を要する課題への解決策の策定・実行を目指しています。CGI年次総会には各国の現役首脳および元首脳の190人、20人以上のノーベル賞受賞者、そして数百人に及ぶ重要企業のCEO、財団とNGOのトップ、重要な慈善事業家、有力なメディア関係者が参加してきました。CGIコミュニティーのメンバーはこれまで、3200件以上の行動へのコミットメント(Commitment to Action)を通じて、すでに180カ国以上で4億3000万人を超える人々の暮らしを改善しました。

CGIは年次総会の他に、米国経済の回復を目指す協業ソリューションに重点を置いたCGIアメリカや、各自のコミュニティーや世界各国の緊急課題に対処するために大学生や大学院生が結集するCGI大学(CGI U)も開催しています。CGIは今年、CGI中東・アフリカも開催し、緊急の社会・経済・環境問題に対して行動を起こすために各分野のリーダーが結集しました。

将来見通しに関する記述

本プレスリリースは、1995年民事証券訴訟改革法との関連で、1933年証券法第27A条および1934年証券取引所法第21E条で規定された将来見通しに関する記述を含みます。これらの将来見通しに関する記述は、当社に影響を及ぼす将来の出来事についての現時点での予測に基づいており、リスクおよび不確実性に左右され、これらのすべてが予測困難で、これらのすべてが当社のコントロールを超えており、種々のリスク要因の結果として、将来見通しに関する記述で表明された内容とは不利な形で著しく異なる結果が生じる場合の原因となり得るものです。これらのリスク要因には、臨床結果の再現性に関する当社の仮定に関連するリスク、マシモの独自の非侵襲的測定技術(トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)を含む)が良好な臨床結果と患者安全性に貢献するという当社見解に関連するリスク、マシモの非侵襲的医療技術のブレークスルーが従来手法に匹敵する正確性と独自のメリット(全患者と全臨床条件で侵襲的外傷を引き起こすことなく早期治療を可能にする迅速・継続的結果を含む)を備え、コスト効率に優れたソリューションになるとの当社見解に関連するリスクに加え、米国証券取引委員会(SEC)に提出した当社の最新報告書のセクション「リスク要因(Risk Factors)」で指摘したその他の要因が含まれますが、これらの要因に限定されません。これらの報告書はSECのウェブサイト(www.sec.gov)から無料で入手できます。当社は将来見通しに関する記述に反映された予測が合理的であると考えるものの、当社はこれらの予測が正しいと判明するかどうか判断できません。本プレスリリースに含まれる将来見通しに関する記述はすべて、全体として前記の注意書きによる明示的条件の下に成立するものです。読者の皆さまは、本日の時点についてのみ言及しているこれら将来見通しに関する記述に過度の信頼を寄せないようお願いします。当社はこれらの記述または当社がSECに提出した直近の報告書に含まれる「リスク要因」について、新規の情報、将来の出来事、その他の結果に関係なく、適用される証券法で求められる場合を除き、更新・修正・説明する義務を何ら負いません。

Masimo、SET、Signal Extraction Technology、Improving Patient Outcome and Reducing Cost of Care by Taking Noninvasive Monitoring to New Sites and Applications、rainbow、SpHb、SpOC、SpCO、SpMet、PVIはマシモ・コーポレーションの商標ないし登録商標です。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


Contacts

Masimo Corporation
Irene Paigah, 858-616-8689
irenep@masimo.com

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