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2019年2月5日 (火)
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− 武田薬品のデング熱ワクチン候補(TAK-003)がデング熱流行国に居住する小児と若年層でデング熱予防に有効であることを進行中の第3相試験で示す –

− ワクチン候補は忍容性が良好で、現時点の解析で安全上の大きな懸念は認められず –

− 詳細は査読誌に掲載の予定 –

米マサチューセッツ州ケンブリッジ & 大阪--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 武田薬品工業株式会社[TSE:4502 / NYSE:TAK](以下、武田薬品)は本日、当社デング熱ワクチン候補がピボタル第3相試験で主要有効性評価項目を達成したと発表しました。Tetravalent Immunization against Dengue Efficacy Study(TIDES、「デング熱に対する4価ワクチン予防接種の有効性試験」)の初回解析で、当社が研究中の4価弱毒生デング熱ワクチン(TAK-003)が、デングウイルスの血清型のいずれかによって引き起こされるデング熱の予防に有効であることが示されました。広範なデータセットの検討は進行中ですが、TAK-003は忍容性が良好で、現時点では安全上の大きな懸念は認められませんでした。TIDES試験は継続中であり、追加の解析結果は他の第3相試験の結果とともに年内に得られる見通しです1



武田薬品グローバル・ワクチン・ビジネス・ユニットのプレジデントであるRajeev Venkayya(M.D.)は、次のように述べています。「本試験で当社のデング熱ワクチン候補が示した成績は、当社にとって大きな励みとなるものです。これにより当社は、デング熱の極めて大きな負担に世界が対処するための支援で前進できます。当社はこれらのデータをできるだけ早く査読誌で発表することを楽しみにしています。並行して、当社は今後見込める本ワクチンの世界的投入を支えるべく、臨床開発部門、商業生産部門、関係者との協議を進めています。」

TIDES試験は、武田薬品がこれまでに実施した介入臨床試験としては最大規模のもので、デング熱流行地域で生活する年齢4歳~16歳の健康な小児・若年2万人を組み入れました。本試験は、デング熱の感染歴がある被験者とない被験者の両方で、TAK-003を2回投与した場合の有効性、安全性、免疫原性を評価するようにデザインされています1

TAK-003は現在、世界で承認を受けているところはありません。武田薬品はデング熱以外にジカウイルス感染症、ノロウイルス感染症、ポリオなど優先度の高い感性症に対処するためのワクチン開発に当たっています。

第3相TIDES(DEN-301)試験について
二重盲検ランダム化プラセボ対照第3相TIDES試験は、小児・若年被験者で、4種の血清型のいずれかによって引き起こされ、検査で確認されたあらゆる重症度の症候性デング熱の予防で、TAK-003を2回投与した場合の安全性と有効性を評価する試験です1。被験者はランダム割り付けにより、試験1日目と90日目にTAK-003 0.5 mLまたはプラセボのいずれかを皮下投与されました1。試験は3つのパートで構成されています。今回の解析はパート1となるもので、初回投与から15カ月後までのワクチンの有効性と安全性を評価しました。パート2では調査をさらに6カ月継続し、血清型、ベースラインにおける血清状態、重症度による有効性の副次評価項目の評価を行います。パート3ではさらに3年間被験者を追跡調査し、有効性および長期安全性の評価を行います1。パート1およびパート2のデータを基に承認申請する予定です。

本試験が実施されているのは中南米(ブラジル、コロンビア、パナマ、ドミニカ共和国、ニカラグア)とアジア(フィリピン、タイ、スリランカ)のデング熱流行地域にある施設です。これらの地域ではデング熱予防に対する未充足ニーズがあり、重症型デング熱が小児における重篤疾患および死亡の主因となっています1。血清状態別の安全性と有効性の評価を行えるよう、本試験に参加する被験者全員からベースラインにおける血液サンプルを採取しました。武田薬品および専門家から成る独立データモニタリング委員会は、積極的な安全性モニタリングを継続的に行っています。

TAK-003について
武田薬品の4価デング熱ワクチン候補(TAK-003)は、4種のワクチンウイルス型すべての遺伝子「バックボーン」を提供する弱毒生2型デングウイルスをベースとしています2。小児および若年の被験者での第1相/第2相試験のデータは、TAK-003が陽性、陰性のいずれの血清反応の被験者でもデングウイルスの4種の血清型すべてに対し免疫応答を誘導することを示し、また同ワクチンは全般的に安全で良好な忍容性を示しました3,4,5,6

デング熱について
デング熱は、蚊媒介ウイルス感染症として最も急速に拡大しており、世界保健機関によって2019年の「世界の健康に対する脅威トップ10」の1つに挙げられています7,8。デング熱はネッタイシマカ(Aedes aegypti)およびヒトスジシマカ(Aedes albopictus)が媒介し、4種のウイルス血清型のいずれによっても引き起こされ、いずれの血清型もデング熱または重症型デング熱を引き起こす可能性があります9,10。個々の血清型の罹患率は地理、国、地域、季節によって異なり、時間経過とともに変化します11,12。ある血清型のウイルスへの感染から回復した場合、その血清型に対してのみ生涯続く免疫を得ますが、後に他の血清型のウイルスに感染した場合、重症化のリスクは高まります9

デング熱の流行は熱帯と亜熱帯地域で観察され、最近では米国本土と欧州の一部でも流行しています9,13,14。現時点で世界人口の約半分がデング熱の脅威にさらされており、毎年世界全体で4億人が感染し、2万人が死亡していると推定されています9,15。デング熱はあらゆる年齢層の人々が感染する可能性があり、中南米とアジアの一部の子供たちにとっては重篤疾患を引き起こす主因となっています9

武田薬品のワクチンに対する取り組みについて
ワクチンは、毎年200万人以上の生命を救い、世界の公衆衛生を変革しました16。武田薬品は過去70年間、ワクチンの提供により日本の人々の健康を守ってきました。現在、武田薬品のグローバルワクチンビジネスはデング熱、ジカウイルス感染症、ノロウイルス感染症、ポリオなど、世界で最も困難な感染症の一部を対象に、新機軸を取り入れた対策に取り組んでいます。当社チームはワクチンの開発製造とグローバルアクセスに関する傑出した実績と豊富な知識を生かして、世界で最も緊急性の高い公衆衛生ニーズに対応すべく、ワクチンのパイプラインを前進させています。詳細についてはwww.TakedaVaccines.comをご覧ください。

武田薬品工業株式会社について
武田薬品工業株式会社(TSE:4502)(NYSE:TAK)は、日本に本社を置く価値立脚・研究開発型の世界的なバイオ医薬品のリーディングカンパニーとして、科学の成果を高度に革新的な医薬品へと橋渡しすることで、患者のために健康を改善してより明るい未来をもたらすことに真剣な努力を傾けています。武田薬品はその研究活動をオンコロジー、消化器系疾患、神経精神疾患、希少疾患の4つの治療領域に集中させています。また血漿分画製剤とワクチンにも重点的に研究開発投資を行っています。武田薬品は、新しい治療選択肢を掘り起こし、協業的研究開発の強化された原動力と能力を活用して、強固かつ多様な創薬手法のパイプラインを構築することにより、人々の生活を改善することに貢献する高度に革新的な医薬品の開発に傾注しています。当社の従業員は約80の国と地域で、患者の生活の質の向上と、医療分野におけるパートナーとの協力に傾倒しています。

詳細についてはhttps://www.takeda.comをご覧ください。

References

1. ClinicalTrials.gov. Efficacy, Safety and Immunogenicity of Takeda's Tetravalent Dengue Vaccine (TDV) in Healthy Children (TIDES). 2017. Retrieved August 2018.
2. Huang, C. Y.-H., et al. Genetic and Phenotypic Characterization of Manufacturing Seeds for Tetravalent Dengue Vaccine (DENVax). PLoS Neglected Tropical Diseases. 2013. Retrieved August 2018.
3. Sáez-Llorens, X., Tricou, V., et al. Safety and immunogenicity of one versus two doses of Takeda's tetravalent dengue vaccine: Interim results of a long-term phase 2, randomized, placebo-controlled pediatric trial in Asia and Latin America. The Lancet Infectious Diseases. 2017. Retrieved August 2018.
4. Osorio, J.E., et al. Safety and immunogenicity of a recombinant live attenuated tetravalent dengue vaccine (DENVax) in flavivirus-naive healthy adults in Colombia: a randomised, placebo-controlled, phase 1 study. The Lancet Infectious Diseases. 2014. Retrieved August 2018.
5. Wallace, D. Persistence of neutralizing antibodies one year after two doses of a candidate recombinant tetravalent dengue vaccine in subjects aged from 1.5 to 45 years. Presented at 6th Annual Meeting, American Society of Tropical Medicine and Hygiene. 2015.
6. Saez-Llorens, X., et al. Phase II, double-blind, controlled trial to assess the safety and immunogenicity of different schedules of Takeda’s Tetravalent Dengue Vaccine Candidate (TDV) in healthy subjects aged between 2 and <18 years and living in dengue endemic countries in Asia and Latin America. Presented at 5th Pan-American Dengue Research Network Meeting. 2016.
7. World Health Organization. Vector-borne diseases fact sheet. 2014. Retrieved August 2018.
8. World Health Organization. Ten threats to global health in 2019. 2019. Retrieved January 2019.
9. World Health Organization. Dengue and Severe Dengue. 2016. Retrieved August 2018.
10. Centers for Disease Control and Prevention. Clinical Guidance Dengue Virus. 2014. Retrieved August 2018.
11. Bravo, L., et al. Epidemiology of Dengue Disease in the Philippines (2000-2011): A Systematic Literature Review. PLoS Neglected Tropical Diseases. 2014. Retrieved August 2018.
12. Guzman, M.G., et al. Dengue: a continuing global threat. Nature Reviews Microbiology. 2010. Retrieved August 2018.
13. Knowlton, K., et al. Mosquito-Borne Dengue Fever Threat Spreading in the Americas. The Natural Resources Defense Council (NRDC). 2009. Retrieved August 2018.
14. Chan E., et al. Using Web Search Query Data to Monitor Dengue Epidemics: A New Model for Neglected Tropical Disease Surveillance. PLoS Neglected Tropical Diseases. 2011. Retrieved August 2018.
15. Murray N.E., et. al. Epidemiology of dengue: past, present and future prospects. Clinical Epidemiology. 2013. Retrieved August 2018.
16. UNICEF. Immunization Facts and Figures. 2013. Retrieved August 2018.

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