2012年7月18日 (水)
中央社会保険医療協議会の薬価専門部会(部会長=西村万里子・明治学院大教授)は18日、製薬業界側の加茂谷佳明専門委員(塩野義製薬常務執行役員)らから、長期収載品(後発医薬品のある先発医薬品)の薬価のあり方について意見聴取した。6月の前回会合では、長期収載品を後発品並みの薬価に引き下げた場合の影響を示すよう求める声が委員から上がっていて、加茂谷専門委員はこれに対する解答として、「同一価格にすることで、短期的に薬剤費の削減が見込まれたとしても、治療選択肢の減少と医薬品産業の衰退により、医療水準に不利益が生じることになるのではないか」と述べた。
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