- 同社は「ALPESTRIA-1」という名の、アルポート症候群におけるVonafexorの第2相臨床試験を2024年上半期に開始予定
- シリーズCの収益は、第2相試験および、運営、2026年上半期までの研究開発のための資金となる
フランス・リヨン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --ENYOファーマ(「ENYO」)は、アルポート症候群の治療を目的として、高選択性FXRアゴニストであるVonafexorの第2相臨床試験を開始するための治験新薬(IND)申請の認可を米国食品医薬品局(FDA)から取得したことを発表しました。
さらに、ENYOは3900万ユーロのシリーズC株式調達の初回を完了し、同社が腎疾患分野の新興バイオテクノロジー企業としての位置を築いたことをお知らせします。この資金調達により、第2相Alpestria-1試験および、常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)など他の腎疾患におけるVonafexorのさらなるプロファイリングを支援します。この資金調達は、OrbiMedとMorningsideが共同で主導し、AndEra Partners、Bpifrance InnoBio、Bpifrance Large Venturesなどの既存の投資家も参加しました。
今回のENYOのIND認可は、同社が腎疾患に焦点を当てた初の臨床試験に着手するにあたり、重要なマイルストーンとなるものです。ENYOの主要な候補であるVonafexおよび、そのファストフォロワーであるEYP651は、1日1回の経口治療として投与される高度に特異的なFXRアゴニストです。どちらの化合物も、強力な繊維分解特性と抗炎症特性を備えており、いくつかの腎疾患に対して広範に適用できます。アルポート症候群および慢性腎臓病マウスモデルにおける前臨床研究において、腎臓のリモデリングおよび治癒モードの機能でVonafexorは有益な機能を示しました。2023年に、Vonafexorは欧州医薬品庁(EMA)および米国食品医薬局(FDA)から、アルポート症候群に対する希少疾病用医薬品指定(ODD)として認可を得ています。
「既存の投資家から、このサポートを受けることができ非常に嬉しく思っています。」と、ENYOファーマのCEOであるジャッキー・フォンダーシャー博士は述べています。「線維症または炎症要素を伴う多くの腎疾患には、満たされていないニーズが膨大にあります。これらの患者さんは、現在どのような治療を行っていても、ほぼ例外なく末期腎疾患に進行します。当社の高度に差別化された抗炎症性および線維溶解性の主力化合物であるVonafexorを用いて、中度の腎機能障害を持つ患者さんにおける、いくつかの前臨床プロトコルで既に得られた結果に基づき、これはアルポート症候群のような稀な腎疾患にかかった患者さんに多大な恩恵をもたらすものであると確信しています。」
「腎臓病は数十年、ある意味放置されたままでした。ENYOのようなチームが、このような患者さんのためにVonafexorの研究を忍耐強く追求していることを新鮮に感じています。」と、OrbiMedのイアン・デュークス氏は述べています。
ENYOファーマについて
詳しくは、以下をご覧ください。ENYOファーマ - 腎機能が低下した疾患の治療薬の開発
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